女子小学生日記

うどん魔人

自己紹介とか

1・自己紹介とか



 こんにちは、わたしの名前は愛美・萌子です。

あいび・もえこって読みます。

親しい人はみんなわたしのこと、もえこちゃんって呼びます。

小学一年生の女の子です。

わたし、大学院を修了して少し前に小学校に入ったんです。

言っておきますけど、小学校に入ったのはちょうど7歳になったからでしたよ?

法律だと大学院を修了していても義務教育はちゃんと受けないとならないですから。

わたし、3歳のときに高等学校卒業程度認定試験に合格して、5歳の時に飛び級で大学を卒業してるんです。

昔は高等学校卒業程度認定試験は受験に年齢制限があったそうですが、わたしにあわせて国が撤廃しました。

それから入った大学院も一年経たずに挙げた研究成果が認められ、6歳で博士号を2つ頂きました。

研究成果は「常温超伝導物質の安価な製法」と「実用的な超小型のp-pチェイン核融合発電装置の制作」でした。

博士号取得の世界最年少記録としてギネスブックにもわたしの名前が載りました。

今後とも破られそうにないそうです。

よくわからないけどこれは世界を変えるとか言われて、それから国がわたしにSPさんをつけました。

わたしがお外に出ると、行く先々に影に日向についてきてくれて、大人のお仕事って大変だなあって思いました。

そのうちまた大学に入り直して、今度は医学と生物学を学んで不老長寿とか若返りとかを研究しようかなって思ってました。

ちょっと話がすれたみたいです。

えっと、何を話しましょうか。

小学一年の時わたしのおこずかいは月1000円でした。

スマホの通信費はパパとママが別途に払ってくれてます。

でも、お年玉にもらった一万円をネット証券で増やしはじめて。今は資産は100億円ほどになってます。

でも自由に使うことはパパとママに禁止されてます。

子供の頃に限られた予算でのやりくりを身に着けておかないとならないそうです。

パパとママが言うならきっとそうなのでしょう。

小学校に入った時は身長が120cmでした。

でも入学式からしばらくすると急に背が伸びはじめて、ついには世界一背の高い女の子になったんです。

わたし、小学校に入る前の大学院のころ、全世界美少女コンテストでグランプリを獲って『世界一の美少女』と認定されましたから世界一の称号が増えました。

あと、いろんな美少女コンテストに出て毎回優勝してます。

美少女コンテスト優勝回数世界一でギネスにわたしの名前が載りました。

世界一を4つも持ってるなんて、もしかしてわたしってすごいです?

そうそう、わたしが道を歩くと色んな人に後をつけられるんです。

どちらかといえば男の人が多いけど、女の人もいます。

SPさんたちがわたしに近づかないよう追い払うのでどうしてわたしの後をつけるのか直接理由を聞いたことはないです。

でも、なぜか前かがみでわたしに近づいてきた人がSPさんたちに取り押さえられる時は「おじょうちゃん!!!! おじちゃんは、おじちゃんは、おじちゃんはねっっっっっ!!!!」とか絶叫してました。

喉が痛くなったりしないんでしょうか。

よくわかりません。

ほかに、お股をいじりながらわたしに近づいてSPさんたちに取り押さえられて何処かに連れて行かれた人は「おねえちゃんとあそぼう!!!! 恋人になってよ!!!!」って叫んでました。

よくわかりません。

花束を持ってわたしに近づいてきた人は「愛しています! 結婚してください!。うわなにをするやめろはなせ!!! 僕は真実の愛を見つけたんだ!!!!」って叫びながらSPさんたちに連れて行かれました。

日本の法律だと18歳未満は結婚できないはずじゃないでしょうか?

よくわかりません。

わたしの身長が急に伸び始めるようになるまでの間、一日に平均十人くらいのこんな人がSPさんたちのお世話になっていたと思います。

まあ慣れましたが。

そうそう、今は世界一背の高い女の子であるわたしの身長ですが、今も成長が止まりません。

ある日、朝起きたら身長が、前の日より10センチほど伸びていたのが始まりでした。

不思議なこともあるものです。

次に、私の身長がどんなふうに伸びていったのかを言いますね。

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