新人神様の異世界創世記 〜退屈な世界には飽き飽きなので創造の力で最高の世界をつくります〜

日々の営み

第1話 ここはどこ、わたしはだれ

ん? むむむん? むむむむむん?

なんだここは?


さっきまで家でダラダラあてもなくネットサーフィンをしていたはずが、突然見渡す限り真っ暗な空間で目覚めましたわ。意味が分かりませんが?

これはあれか、いつの間にかベッドの上で寝落ちした感じかな、そんでやけに意識のハッキリとした夢を見ているってことかな。なんというか、初めてだなこういうの普段はあんまり夢とか見ないし、なんかちょっと楽しいかも。


ただこの空間なんにもなさすぎだろうよ、せっかく夢を見てるんだからもっと楽しそうな場所がよかったよ。

ま、夢だしとくに拘ることもないよね、どうせ起きたら覚えてないし。





















あのぉ~~~~~         覚えてました。

うん、夢が覚めませんでした!!!!!


何が起こったのか、、、現状を整理しよう。


あの後特にやることもなく、なにもないからぼーっとしていたら意識が途切れません!感覚的にはもう一週間はこの状態が続いていると思っていいと思う。いや、本当は一日も経ってないのかもしれないけどさ。周りを見ても真っ暗だから体内時計とかもう完全に崩れてるし当然時計なんてものはない、というか本当に何もない!!!


ただ、分かったこともある。

まず第一に、自分が誰だか分からない。家でだらだらと過ごしていたことは分かるし地球人だってのは間違いないと思うけど、名前とか親の顔とか、思い出とか自分自身のことは全く分からないし覚えてない。分からないことが分かったと言っていい。


そしてお次にこの体は人間をやめちゃってるということ。お腹も空かなければ汗もかかない、当然うんこだって出やしない。後は、ほんの少しだが自分自身が光っているこんなにも真っ暗だというのにそれでもほぼ気づかないほどだが。


そして最後にやばいことに気づいてしまった。いや、気づきつつあると言っていい。

それはなにか、精神崩壊の日はそう遠くないということだ。だってそうだろう真っ暗な空間の中にただ一人で他に誰もいないし、なにもない。暇なのだ、寂しいのだ。


まあ元々やりたいこともなかったし、だらだらと日々を過ごしていたのはなんとなく分かる。つまらない人生を歩んでいたんだ。しかし、こんな空間にいるよりは充実していたはずだ、お腹が減ったらコンビニでパンを買って食べる。そんな小さな幸せすらないのだ、ここは。地獄と変わらないだろう。いや、鬼だか閻魔様だかわからないが他の刺激があるだけそっちのほうがマシかもしれない。




















一年が経った。


当然正確になんて分からない、もしかしたらまだ一か月くらいかもしれないがそんなのはどうでもいい。


あれから色んなことを試したがこの空間にはなんの変化もない。

こういうところに来たら神様が出てきて土下座しながら「キミ、僕の手違いで死んじゃったから異世界でツヨツヨな人生をプレゼントしてあげる!」とか言って転生したりするのが普通じゃないのか?


もしくはよく分からない間に森の中で立っていたと思ったら異世界で優しい冒険者のパーティーに拾われて、なんだかんだとハーレム生活!みたいな。


こんな無の空間で「ステータス!!!」とか恥ずかしげもなく叫んだりもしたがなんの反応もない。怪我なんてしないから前なんてほぼ見えないが適当に歩き続けてもみたがな~んにもない。


なんなんだ、別に大した人間でもなかったが悪い人間でもなかったはずだ。なぜこんな状況になっているのかまったくもって分からない。


しかし、しかしなのだ、つい先ほどようやく変化が起きた。唐突に光を放っているこの体が少しその光の量を増したのだ!もう時間の間隔なんてないがこの空間で変化が起きたことに今俺は歓喜している!ひゃっほ~い!自分の半径一メートルくらいは見えるようになったぞ!このままなんかしらの変化よ、「起きろ!」



ブゥゥゥゥゥン!



ほえ?

え?本当に変化が起きたんですが、というか目の前に小さなウィンドウみたいなのが現れたんですが、そして少し遅れてそのウィンドウに≪世界を創造する≫と表示された文字。


「うおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!」


もうね、叫んだよ、叫びました。叫んじゃったんです。

だってだってこれを押せばこの退屈な日々とはおさらばだと思ったら、世界を創造するというのがどういうことなのか考える間なんぞなく、叫ばずにはいられなかった。そのまま感情のまま騒ぎ続けて


はい、少し冷静になりました。泣きながら歌って踊ったのは流石にやりすぎたかね。

まあ、そんなのはどうだっていい。早くやろう。


≪世界を創造する≫ はい、ポチっとな。





______________________________________


というわけで、皆さん初めまして日々の営みと申します。

完全初投稿、初作品、小説の書き方なんて知りはしない新参者です。

これからこの作品を書きながら色んなことを学んでいきますのできっとこの先文章力やらなにやら成長すると思ってあたたかい目で読んでいただけると幸いです。

筆者の初投稿のうえでの雑談なんかも近況ノートにあげたりしたいなと思っているので気になったら覗いてみて下さい。

ひとまずは毎日投稿を目指して頑張ります。また、感想やいいねなどお待ちしております。

 

 もっと読みたい!面白かった!早く続きを書け!等思われた方は是非とも作品のフォロー、レビュー、星の評価、いいねなどなどお願いいたします。大変励みになります!それではまた次の話で!




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