第1章 空中紛争勃発 5.英雄の死
バトラムント連邦共和国
西方の果て
ホドムの飛行場
彼らが、アフシャーブ技術工廠に匿っている頃、西方の果てにホドムの飛行場と呼ばれた場所がある。山間で誰も寄り付かないような、厳しい場所にひっそりとあった。1本の砂で固められた滑走路、飛行機2機分は入る小さめの格納庫。ここは、3つある空賊のグループのうちの1つ、″蒼の覇王″の本拠地である。ちなみにグループといえど構成員はたったの2名である。1人は自転車とバイクの修理・販売業を営んでいたメカニックのバーニズ・イヴ・コルク、そしてパイロットのジャニス・セイ・オルニドである。
ジャニスは元々航空軍の戦闘機乗りだった。ただ彼の方針と軍の方針が合わなくなり、軍を除隊。ひとり、ぷらぷらしながら酒を浴び、路上で生活するホームレスに。だがそんな彼にも空へ飛ぶ欲望はあった。ホームレスをしながら端金を稼いでいたが、日に日に増す空への渇望。堪えきれられなくなり空賊を潰す空賊になることを決意。前準備としてホームレスをしていた街の銃砲店で散弾銃とライフル銃とそれぞれの弾薬を購入した。彼が来る前、ホドムの飛行場には空賊「薔薇の息吹」があったのだが、ジャニスの手により全ての構成員が死亡した。使えそうな航空機を選び、その他は全てスクラップとして売った。ある程度資金が溜まり、人を雇っても困らなくなったので、メカニックが欲しくなり、街にあった寂れた自転車屋や機械屋を片っ端から入ってはメモを渡すを繰り返していた。そこでバーニズと出会う。
バーニズは元々自転車とバイクの販売・修理業も営んでいたが、資金が底を尽きかけた時、怪しい黒服の男がふらっと店に来て、バイクと自転車を1台づつ注文して来たのだが帰り際「困ったらここに来い」というメモを貰う。男の自転車とバイクを納車した5ヶ月後、資金は底を突き途方に暮れていた時、メモを貰ったことを思い出した。メモによると西方の果てにある飛行場に来いという。メモを頼りに自動車や馬車を乗り継ぎ、途中からは落ちていた自転車を駆使してやっと、西方の果てのホドムの飛行場へ辿り着いた。誰もいないだだっ広い滑走路を歩きつつ、誰かいないかと声をかけて回った。やっとの思いで格納庫を見つけ、大きな扉を開けて声をかけた時、油で真っ黒になりながらも懸命に戦闘機を整備している男を見つける。男にメモを頼りに来たのだがと尋ねるとジャニスにあの時の自転車屋の主人かと言われ、状況を説明すると快く受け入れてくれた。バーニズは自転車とバイクの修理販売業をする前は、飛行機の研究者として大学で働いていたようだが教授と折り合いがつかなくなり、度々喧嘩をしていたようだが、ついに教授を殺してしまう。6年の刑務所暮しをして、模範囚として釈放されたあと、自身の経験を活かし、自転車とバイクの販売・修理業を始めたが、鳴かず飛ばずだった、そんな時の話だった。
2人は格納庫で暮らし、寝食を共にしている。ジャニスはよく、空賊をやるやつは空を汚す奴だ。汚す奴はいらないと言う。そう、ジャニスは反空賊主義者だった。言うなれば「空は平和で自由であるべき」という考え方だった。片っ端から、朝から晩まで自身の戦闘機を飛ばし、5つのグループを潰し、暴れ回った。撃墜数は150を超えるという。人呼んで「覇王」や「
だがそんな最強の2人とは言えども、寄る年波には勝てなかった。2人とも40に差しかかると体にガタが来ていた。ジャニスに至っては目が見えにくくなり、手も震えるようになってきた。戦闘によるストレスだと思われる。彼いわく、いくら
ある日、バーニズはいつも暗くなってから、機銃弾の点検をしていた。バーニズは愚痴を零す。
「全く、アザニクス社の弾薬はダメだ。」
「そうなのか?こんだけたくさんブラックマーケットに出回ってるのに?」
「ああ。移民が増えてるからな。」
「そういう事か。」
「昔はそうではなかったがな。」
「信頼と実績のアザニクスとか一発必中と言えばアザニクスとか、色々いい意味で言われていたんだがな。戦争で変わっちまったらしいな。」
「俺らもそうだなぁ。」
ジャニスはラジオより流れる流行歌を聴きながら新聞を読んでいるようだった。新聞の見出しに"鋭い閃光、灰色の飛行機襲来。騒然とする航空軍サハー基地。"と書かれていた。そして机にはとっくに冷えきってるコーヒーマグがあった。コーヒーマグを手に取り、バーニズに振り返り、真剣な眼差しで言い放った。
「なんだ?変な物が付いてるのか?」
「いいや、違うね。よく聞いて欲しい。」
「なんだよ急に?」
「俺はなぁ、空に生きてるようなものだ。」
「それは俺たちだなぁ。」
「死ぬ時なぁ、空で死にたい。」
バーニズは何となく察した。ジャニスは明日死ぬのかと頭を巡らせていた。
「あぁ、来ちまったか。」
「ああ。さすがに若者と戦うのは疲れる。やはり″寄る年波には勝てない″かねぇ」
「爺臭いこと言うな。俺もおんなじ事考えてた。メガネ掛ければいいだけなんだが、手もおぼつかない。あぶないなきっと。」
「いっそ2人で死ぬか?」
「バカタレ。」
「あぁ。そうかい。実は……」
「2人で寝食共にすりゃなんでもわかるわい。右奥の端のベットの下、だろ?」
「そうだ。遺書だ。お前に向けてある。」
「よせ。俺はそんなしみったれた文書読みたくねぇ。」
「待て。それともう一通。」
「誰に向けてだ?」
「婚約者だ。よろしく頼む。」
「あぁ。元な。いまはアフシャーブで副工廠長やってる」
「言わなくていい。」
「そろそろ時間だ。寝るぞ。おやすみ。」
「あぁ。おやすみ。」
ジャニスはバーニズの机の前で止まった。バーニズの机の上に並べられた機銃弾を眺め、誰にも聞こえない声で呟く。
「サンタナ、ザウベス。お前らの元へ逝く。お前らの願いは叶えられそうにもない。許してくれ。もはや一機も堕とせなくなった。"空は平和で自由。な、そうだろ兄弟?"なんて言ってたお前らが懐かしい。ルファ、若い者を正しく導いてやってくれ。あの時は仕方がないにしても、俺が馬鹿だった。許してくれ。でもずっと愛してる。そして彼女に神の御加護を。ロザリス、あんたは俺より強くなったか?前まではヒヨっ子なのにな。でもお前は強い。強い意志と高い空戦の才能。到底俺はお前に勝てないよ。いろいろ教えてくれてありがとう。みんなありがとう、そして、本当にごめん。俺は疲れた。」
そう言い残すとジャニスはフラフラとベッドに向かい、横になろうとした時、写真を見つける。手に取ると写真をじっと見つめていた。 彼の手には戦時中に撮られた写真だった。サンタナとザウベスと呼んだ男の顔にはバツが記されていた。彼らは戦死だった。ルファと呼んだ女とロザリスと呼んだ男の顔には丸が記されている。丸は生存を表していた。自分の顔に、ペンで新しくバツをつけた。写真下部には【第8航空方面軍 第1航空隊 第2中隊の第5小隊 "空の解放者小隊" 新緑のジルダバッド基地にて】と書かれていた。そして、ジャニスはよく飲む
小さくなったジャニスの背中を見つつ、またバーニズは作業に取り掛かった。
「来たか。大仕事だ。最後のな。」
最後に呟いた声は震えていた。
明くる日の朝。ジャニスは吹っ切れた笑顔で声掛けてきた。バーニズは最後の機体の調整に入っていた。
「おはよう。今日よろしくな。」
「おう。弾頭は問題ねぇ。発射薬は1発あたり10グレーン追加した。」
「わかった。先に飯食ってるぞ。」
「はいよ。」
バーニズは調整をサッと終わらせ、いつも通り牛乳と分厚く切って焼いたベーコン、目玉焼き、硬めのパンを食べていた。でも、やけに塩っぱかった。でも彼にとっては最後の食事。山を下った街の喫茶店のサンドイッチとコーヒーを買ってきておいた。
「あぁ、あそこの。」
「食べたかったんだろ?」
「あぁ。ありがとな。いただき。」
大きな口を開けて食べた。まるで少年のごとく。彼は満足げに平らげた。コーヒーを飲みながら、いつもの煙草の箱を開け、適量手に取るとパイプに詰めた。ゆっくりとマッチで火をつけ、紫煙を燻らせた。
「紙巻は嫌か?」
「紙臭いからな。パイプが1番いい。」
タバコを吸い終え、新聞を読む。あることないことが書かれていた。粗方読んだあと、しっかりした足取りで飛行機に向かう。ジャニスの歩き方は、死地に向かう兵隊そのものだった。
「タラップ使うか?」
「いいや、いらないね。ベルトだけ頼むよ」
「腹は括ったか?」
「ああ。いつもの事さ。ただ、俺を空が呼んでいる。それだけさ。」
「?」
「忘れてくれ。」
「あいよ。」
バーニズは格納庫の大きな扉を開けた。穏やかな風に揺られる吹き流しと彼らのシンボルである″ハンマーでカチ割ったドクロ″の旗が揺らめいていた。
「風はそこそこ吹いているのか。」
「問題ないさ。」
飛行機を牽引するためのトラクターに乗り、連結器を飛行機に取り付けた。ジャニスは飛行機に乗り込んだ。手早く、飛行帽に無線機を取り付けた。そしてバーニズにきっちりベルトを締めてもらった。
「聞こえるか?」
「ああ、よく聞こえる。問題ない。」
「乗ってみてどうだ?」
「俺の″棺桶″か。」
「少し重くなってはいるが、問題ない。″アレ″がついてるがな。とっておきさ。」
「そうだな。こいつが作動すりゃ、ドカン。周りは大騒ぎさ。」
彼の機体には本来機銃が取り付けられていたが取り外し、その代わり小型の作動爆薬と小型魔導砲弾の弾頭が取り付けられていた。いわば″人間爆弾″だった。空中で爆発すれば、直径100m圏内にいる″敵機″は全て爆発に呑み込まれるという。彼が木っ端微塵になるのもお構い無しだ。
ゆっくりと牽引した飛行機は滑走路の端へ来た。飛行機を停止させ、主脚と尾輪に輪止めを掛ける。プロペラを回し、内圧を高める。ゆっくりとクランク棒を回し、だんだん早くなっていく。甲高い音がする。「回すぞ」の掛け声にあわせてクランク棒を引き抜いた。バスッバスッ……とエンジンは唸ったのち、元気よくプロペラは回り始めた。プロペラが回り始めたので輪止めを外す。ジャニスは無線を入れた。
「よっしゃ、行くか!」
「おう!頼んだぞ、空を守ってみせろ!」
「空はなんだ!」
「自由であり!平和である!」
「
「暴れ散らかしてこい!頼んだぞ!」
エンジンが咆哮を上げながら、滑走路を目いっぱい使って飛び立った。彼の機は上空2500m付近まで飛んだ。
バトラムント共和国連邦 ファードムスタ州
第9航空方面防空管制群 ザダニカズ分屯基地
防空管制室 0630 頃
ザダニカズ分屯基地は小規模の基地で、西方の国境付近の航空監視を主任務とする基地だ。先の戦争でできた陸軍前線基地を元に作られているため、通称″ザダニカズ前線基地″なんて呼ばれている。交代で24時間監視している。魔導電探には一機捕捉されていた。ジャニスの″人間爆弾″だった。
「国境付近より一機確認中……連中です。」
「こいつぁ、大物だ。」
「″蒼の覇王″ですね。」
ジャニスの機は空域Ahk-07を飛行中だった。東方より4機編隊の6個分隊が飛んできた。ドクロに2枚のプロペラが交差するラウンデルを付けていた。″諸外国空賊連隊″の奴らだった。奴らは最近かなり活発に活動しているという。
「お?ありゃあ大物ですぜ!」
「おいおい″蒼の覇王″か!」
「覇王の頭取るときが来たか!」
「よくもやってくれたなァ!」
彼らは血気盛んだった。無線は怒声を帯びた声と化していた。連中の仲間の仇を討とうとする者、頭を狙う者、共同撃墜しようと企む者、色々だった。数機はジャニスに向かって攻撃していたが、全弾避けていた。
「当たれクソ野郎!」
「チッ、当たんねぇ!」
「ここは散開するぞ」
「ブレイク!ブレイク!」
ジャニスは数機、得意の
「1対20ってやつですか」
「あぁ、とんでもねぇ化け物だ。いつみてもすげぇ。」
「トップエースなだけありますね。」
「あいつは″英雄″だからな」
「え?空賊ですよ?」
「そんじゃそこらの空賊と同じじゃないんだぞ!少しは学べ!」
「すいません!」
30分ほど乱戦していたが、ジャニスはいきなり全機に向かってオープン無線を飛ばした。
「空を汚す羽虫野郎共に告ぐ、全て叩き落とす。」
いきり立つ空賊。
「は?何言ってんだ?」
「1発も打たん癖に何言ってるんだ?」
「フラフラしてんぜー?どーしたどーした?」
「腰抜けか?どうした?こないのか?」
「撃てよ腰抜けジジイ!引き金も引けなくなったか!」
そして、彼は別れの言葉を無線で告げた。
「連邦万歳!バーニズ、ありがとよ!後たのんだぜ!死ね、空を這い回るクソ野郎!」
彼は操縦桿に付いている起爆スイッチを入れた。作動爆薬に点火、起爆。その後弾頭起爆。ドォン!というような轟音と共に彼の機体は木っ端微塵になった。周辺の空域ごと吹き飛んだ。一気に20機もろとも落とした。爆風のエネルギーにより、戦闘に参加した空賊らは全て死亡した。監視を続けていた航空軍は目を見開いた。
「空賊全機、全て消滅……!」
「なんだと……!」
「たった1発で20機だ……!」
「吹き飛んだぞ、狂ってる……!」
「攻撃しないと思ったら、そういうことか……!まとめて持っていきやがった……クソっ!」
彼は、本当に空で亡くなった。バーニズは黙って無線を聞いていた。彼が亡くなった瞬間の耳を劈く轟音を聞いた。バーニズは涙を流した。
「ジャニス…!」
と彼の名を小さく呟いた後、思いっきり拳を机に叩きつけた。
この戦闘の一報はすぐさま航空軍司令部に届けられた。″英雄″が諸外国空賊連隊20機もろとも巻き添えにして爆死したと。勿論ルファや彼の戦友にも届いた。
アフシャーブ航空軍技術工廠
整備兵学校 庁舎内 学校長執務室
1330頃
午後の課業が始まった頃、学校長執務室に向かって整備指導教官が走ってきた。教官は執務室のドアを強く叩いた。
「大佐!緊急電です!」
「落ち着いて?何事なの?」
「空の覇王こと、ジャニス・セイ・オルニドが死亡しました!第9航空方面軍の防空管制群より、空域Ahk-07にて空賊20機と戦闘、その後20機を巻き添えにして爆発、死亡したとのこと。以上です。」
「え……そ……んな…え……」
ルファは腰を抜かしてしまった。その場にぺたりと座り、止めどなく涙が溢れた。薄くメイクはしたようだが、涙によりぐちゃぐちゃに崩れてしまった。
「ジャニス…なぜなのよ、なぜ私を置いて逝くのよ…ううっ……うえ……」
ルファの呟きは、部屋に響いていた。伝令を伝えた教官は立ち尽くし、グッと力を手に篭めて、顔や目頭を真っ赤にして、震えていた。
「独りにしないでよ……ジャニス……」
哀しき残響である。古き恋人とはいえ、彼女もまた女である。恋人を喪うというのは、辛きもの。彼女もまた、彼を愛していた。時代により引き裂かれた恋仲ではあるが、ずっと彼のことを想っていた。そんな彼が空で死ぬとは、彼女にとっては思えなかった。
「しばらく、独りにさせて…。」
「分かりました。失礼します。」
伝令を伝えた教官は静かに執務室のドアを閉め、立ち去った。独りになった執務室で、ハンカチを抑えながら泣いていた。涙は枯れなかった。それは滝のように流れていた。
亡くなったその夜。バーニズはジャニスの遺品を整理していた。彼の持物の中に、ルファの写真があった。バーニズは写真を見つめて、泣いていた。ぽたぽたとルファの写真に零れ落ちた。前に言われた通りに、ベットの下には遺書があった。
─────────────────────
バーニズへ
これを読んでいるということは、既に俺は死んだのだろう。先に死んじまって申し訳ない。寄る年波には勝てなかった。若ぇ者と空戦するとよくわかった。全てが遅かった。先手が打てない。撃たれて堕ちるくらいなら、俺は自死を選ぶ。何故か。俺は強き者でありたい。昔強かったとか、今ダメだとか、そんなに言われるなら、死んだ方がマシだ。体が言うことを聞かなくなった今なら、そろそろだろうと思っていた。案外、お迎えが来るのは早かったようだが。でもな、俺が死んだからって、後追いはしちゃダメだ。お前は頭がいい。村のガキ共の教師にでもなったらいいじゃねぇか?それかまた村で機械屋をするか。それだけ選択肢がある。お前の人生はお前自身で決めてくれ。あと、俺の遺品は彼女に渡せ。金はお前に半分、彼女に半分だ。どうせ死んだら使えやしねぇ金だ。パーッと使え。俺は思う。もうこれ以上空を穢す馬鹿野郎共には疲れきった。もう俺には操縦桿は握れなくなった。ラダーペダルも踏めなくなった。
終わりに。お前と出会って本当に良かった。お前が居なかったら戦闘機をダメにしてる。本当に助かった、そしてすまなかった。俺の我儘を許してくれ。神よバーニズとルファに祝福を。
" 空は自由である。何物にも邪魔されず、ましてや血で染められていない、綺麗で平和な空を私は望む。"
ジャニス・セイ・オルニド
─────────────────────
「馬鹿野郎……。でも、仕方がない。あいつはもう飛べなくなっていた。俺も分かってはいた。でもなんでもいいから、生きて欲しかった。ルファと一緒にいて欲しかった。くそっ、考えたらキリがねぇ。死ぬには惜しかったぞ、畜生。」
1人つぶやき、格納庫の中で、泣いていた。
数日後、彼の葬儀が行われた。軍の関係者や生前彼と親しんだ仲間や村の人々が、飛行場に集まった。勿論、ルファも駆け付けていた。彼の亡骸は散らばってはいたが、僅かな魔素反応を頼りにかき集めて棺に収められていた。棺の上には国旗と海賊旗が掛けられ、棺の周りに軍関係者が整然と並び、5発の弔砲が撃たれた。ラッパ手が亡くなった空軍兵士を弔うための曲である"空軍兵士の鎮"を鳴らしていた。葬列は飛行場を練り歩いた後、予め掘られていた墓穴に棺が収められた。皆で埋めた後、墓石が置かれた。墓石には"空を愛した英雄 ジャニス・セイ・オルニド ここに悠久の眠りにつく。"と彫られていた。
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