Woman with gun part2
@yonfunfan
第1話
1. 人生は今が全て
父からの最後の言葉は もう会えないけど、いつも一緒だよ であった。三年ぶりの親子の会話にしてはあまりにも無情ではないだろうか。母の場合はもっと酷かった。私が20歳の時、なんの前触れもなく姿を消して今まで連絡もないままである。こんなのおかしいだろうと
酒を飲んで叫んだ。成人になってから姿を消してくれてありがとうとでも言うべきだろうか。この二人は何なんだろう、一体。
父からの連絡後、眠れない日が続いた。1、2時間ぐらいは寝れているような… 仕事を休職して家で過ごした。外に出かけられない日が続き、気が滅入ったのか急に出かけたくなった。好きな中古のCDショップに行ってよく寄るコーナーに行き耳にヘッドフォンをつけた。しばらく、音楽を聞きながら自分の世界に入っていたら涙が一粒こぼれ落ちた。そのまま放心状態となり音楽を聞き続けた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます