第 拾漆 話:鬼龍家の秘密
とある日の朝、窓から差し込む日光によって真斗はゆっくりと体を起こしながら目を覚ます。
そして真斗の左側で寝ている
「おはよう
真斗は笑顔で
「おはよう真斗」
それから布団から出た真斗と
再び和室へと戻った真斗と
向かい合って胡座をする真斗に正座をする
「ねぇ真斗、今日でようやく忙しかった書物整理が終わるのよね?」
雑穀米の入った茶碗を持ち、食べていた真斗はその手を止め、笑顔で答える。
「ああ、ようやく
真斗の口から出た新婚旅行の提案に
「それはいいわね。私、一度でいいから大阪に行ってみたいわ。あ!伊勢にも行きたいわ」
「うーーーん、大阪も伊勢もいいなぁ。あ!そうだ。
「それもいいわね。確かに九州には足を運んだ事がないから行ってみたいわ」
まさに新婚ならではの談笑をする真斗と
「お食事のところ失礼します。
そして
真斗はさっそく書状を開き内容を見た瞬間、
「
「はっ!」
真斗からの命を受けた
そして真斗は書状を着ている和服の内側に入れ、止まっていた朝食を再開し、急いで食べ始める。一方、
「ねぇ真斗、その書状は何なの?」
真斗は再び食べる手を止め、少し真面目な表情で答える。
「この書状は俺に課せられたとても大切な使命なんだ。そして我ら鬼龍家が代々より
「その“あれ”とは?」
「
真斗のまるで使命に燃える眼差しに
「わ!分かった」
それから無言の状態で朝食を食べ終えた真斗と
⬛︎
大広間へと集まった源三郎、
一方、上座には真斗が正座し、彼の右には
少し重い空気の中で真斗が口を開く。
「皆!急な呼び出しに応じて感謝する。先程、
そして真斗は着ている和服の内側から
「内容は『
真斗が読み上げた内容に源三郎、
「久しぶりの妖獣退治ですね兄上。それで今回も
愛菜からの問いに真斗は頷く。
「ああ、無論だ。
「既に用意してあります
「うむ!
「はい。
「分かった!
「全て用意されておりますのでご心配なく
「よし!それと
すると源三郎は立ち上がり、右手に持っている鮮やかで神々しさを感じる模様をした風呂敷を真斗に渡す。
「はい!こちらです」
源三郎から風呂敷を受け取った真斗は無言で頷く。そして源三郎は元居た場所へと戻り、正座する。
「
真剣な表情と眼差しで言う真斗は受け取った風呂敷を丁寧に開ける。そして風呂敷の中から出て来た鞘に納められた
すると真斗は左手で横持ちにし、
そして
「ねぇ真斗、何のその
驚きながら問う
「この
真斗の答えを聞いた
「そ!その
「はい。その通りです
真斗が手に持つ
「え⁉その
驚く
「確かに幼き
そして真斗は何故、鬼龍家が本物の
■
時は鬼龍家が始まる前、真斗と愛菜の父である鬼龍
そして何故、大蛇が住み着いたのかを調べる為に廃神社を調査したところ、廃神社の奥へと続く洞窟を見付け、更に奥深くに祀られた馬の頭をした石像の前に置かれていたのが
見付けた時は
それから
その後、天武天皇の命により
その二つの命は鬼龍家が始まって以降も続き、その役目は
「そして鬼龍家が代々、守りし
真剣な表情で言う真斗で説明を終えると全てを聞いていた
「では真斗様、ここに
「ああ、その通りです
真斗がそう言うと皆は明るく笑い出す。
「だが、
真剣な表情で問う真斗に向かって源三郎、
「「「「ははぁっ!」」」」
それを見た後に真斗は持っている
「すまない
真斗の申し訳ない表情に対して
「うんうん。私は大丈夫よ。それよりも体には気を付けてね」
「ああ、ありがとう
「「「「はっ!」」」」
真斗が自信に満ちた表情で言うとて源三郎、
あとがき
今回はファンタジー作品の代表的日本の聖剣、
また“
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