第 漆 話:想い人と歩く道
真斗が
二人はより深くお互いを知る為に平安京の様々な場所を共に訪れていた。
「しかし、ここ清光からの景色は最高だなぁ」
快晴の清光本堂の舞台造りから絶景を眺めて笑顔で言う真斗の右隣には
「そうですね。ここからの眺めは私もとても好きなの」
「そっか、俺もだ。俺は
真斗の思い出を聞いた
「真斗もそうだったのね。実は私も
「へぇー。
「ええ。本当に似た者同士なのかもね」
すると真斗と
真斗と愛馬である
「ここの
「うんーーーーっ一杯あるが、やっぱり饅頭とみたらし団子だな」
「あら、意外と真斗って定番が好きなのね」
「ああ、そうなんだよ。でも
「うふふふふふっありがとう」
好きなお菓子を話し合っていると真斗と
⬛︎
それから平安見物を終え、
「
真斗からの褒め言葉に
「ありがとう真斗。実はこの“鏡月”は甲府の
「へぇー。確かに言われてみれば、庭の作りが
関心する真斗は目の前にある赤い
「なぁ
真斗からの問いに
「実は私は二十の時にとある貴族へ嫁入りしたの」
そして
「でも、
「なるほどね。でも、しかしそいつは酷いな。自分の妻を大切に出来ない者は武士の風上に置けないなぁ」
「じゃ真斗は私を大切に出来るの?」
すると真斗は持っている
「ああ。例え命を差し出してでも
真斗の答えに
「ありがとう。私、真斗と出会えて凄く幸せよ」
「俺もだよ
そして真斗と
⬛︎
二週間の時が経った
平安京伊達家武家屋敷では多くの
大広間では源三郎が動き回る多くの
「あ!君!そこの座布団はもうちょっと間を開けて!それはそこに置いて!君!屏風は
源三郎からの喝に皆は作業の手を止め、気合いの入った表情をする。
「「「「「はい!ご家老!」」」」」
そして皆は再び作業を再開し、素早く丁寧に用意を行う。
一方、個別となっている和室では真斗と
「おおぉ!真斗様の正装姿、まさに伊達前ですよ!」
真斗の着ている
「そっか。しかし
「はっ。私もよく覚えております。
「ありがとう。それより
真斗のふとした疑問に
「真斗様、その様な心配はせずとも天界に極楽浄土に
それを聞いた真斗はホッとするのであった。
「そうだよな。
嬉しそうに言う真斗の隣の和室では
「まぁーーーっ!
「ええ!本当に‼︎まるで
色鮮やかな着物とは違い、純白の
「この
そう笑顔で言う
それから身支度を整え
「おおぉ!
「ありがとう、真斗。
「ハハハハッ!そっか‼ありがとう
「ええ。私達、二人の
真斗と
あとがき
次回からは真斗と
今回の話はかなり試行錯誤しましたが、いい出来となっています。
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