僕がアメリカ留学中に合った事
らいむうちは
第1話 一人での飛行機
忘れもしないあの日、小学校の卒業式を終えもうしばらくみんなに会えないんだと思い大切な友人や当時の思い人に僕の素直な感情を伝えた
らいむ「なぁ、俺もう少ししたらアメリカ行っちゃうけどなんかいう事とかないん?(笑)
俺ら小学校六年間一緒に居たし、俺はたかが三年会えないとはいえどやっぱり寂しいよ。。。」
当時の親友M『そりゃ寂しいけどさ。。。俺らの友情三年で終わるかなぁ。。。』
当時の親友A『それな、らいむめっちゃメッセージ送るし寂しくても構ってやるから安心してアメリカいけよ!』
らいむ「まぁそれもそうか、ていうか俺どうしようかなー」
当時の親友M、A『『あぁ、心でしょ』』
らいむ「そうなんだよなぁ、正直俺は何も言わずにアメリカ行くのもダサいと思ってるし、一応結構好きだったんだよなぁ。。。」
心とは、僕が小学校に入ってすぐ一目ぼれした背の小っちゃい少し生意気で元気が溢れる女の子のことだ
当時の僕は告白するかしないかとても迷っていて、でもやっぱり彼女の顔を浮かべると何かの義務感に駆られ当時の僕は親友たちに背中を押されるように心さんを呼びに行った
らいむ「こ、こころ、、、あ、あのさ、、ちょっと話したい事があるんだけどいいかな。。?」
心『ん~?どうした~?最後だからって告白しにでも来たのかな?』
と彼女は冗談っぽくいつも僕をからかうように言ったがその数秒後、僕の真剣な顔と少し赤くなった顔をみて少し気まずかったのを今でも覚えてる
心『あ、あれ、らいむどうしたの。。。?』
らいむ「実はさ、もうさっきので分かってるかもしれないけど。。。俺ずっと心の事が好きでさ、あの、、本当にそれだけ、俺はすぐにでもアメリカに行くから、、じゃ、じゃあね」
当時の僕は何かの義務感に駆られて告白しただけのうっすぺらい覚悟をもって告白したので今にも顔から湯気が出そうなくらい赤くて恥ずかしい顔を好きな人に見せたくなくて相手の返事も待たずその場を逃げ出した
それから数分後の事、また僕は少しでも慰めて貰おうと親友たちのいる所に戻った
らいむ「うわぁぁ、まじでやったわ、恥ずかしすぎて返事も聞かなかったけどこれは無理だったよなぁ」
後にも先にもこの告白についての返事が分かることはなかった、正直とても後悔しているが、どうせアメリカに三年間行くのでどうせいつか別れるでしょ。。。なんて自分を説得させるための言葉を心の中で何回も唱えた気がする。
当時の親友たちに何があったか、何をしたかを事細かに伝えてみたが、親友たちの反応はというと
当時の親友A『それね、結構やってるなー』
当時の親友M『まぁまぁずっと好きだったし、もうすぐアメリカ行くんでしょ?正直焦っちゃうのも仕方ないよ、Aもそんないじってやんなって』
当時の親友A『まぁ、それもそうだね、慰め会みたいな感じで今日俺の家でスマブロしようぜ!』
らいむ「いやぁ、ごめんなんだけど今日も英語の勉強しないといけないからさ、また今度でいいかな?まぁ言うてあと一週間ちょっとでアメリカ行くから、その間に絶対時間作るよ」
当時の親友A『まぁ、しゃーなしやな、らいむは俺らと違ってエリートか』
当時の親友M『俺ちょっと調べたんだけど、アメリカの女の子おっぱいでけぇらしいな!お前絶対写真送れよ!』
なんて他愛のない話を続けて、いくら空気の読めない俺でもこいつら今は気を使って話を逸らしてくれたり、思い出させないようにしてくれてるんだろう
正直まったく意味は、、、いや、それは嘘だな。結構意味はあっただろうな。。。
らいむ「じゃあ、俺そろそろ家帰るわ、これでこの学校でお前らを見るのも最後だな」
当時の親友M,A『『あぁ。。。。。』』
二人は心なしか少し寂しそうにしてたはずだ、本当に心無しかだけどな、いや、当時の俺は目の前の事に向き合うので精いっぱいで大切な友人の事にあまり気を遣えてなかったんだろうな。。。
そういうのが積み重なって疎遠になって今”当時の親友”なんていう勘違いさせたくない表現を使ってるのかもしれない
そこから一週間がたち、当時の親友たちとお別れ会みたいなのもして、日本を発つ準備を着々と進めていった
当時の俺は少し海外に行くことをかなり後悔してたみたいですごく泣いて友達の服をびちょびちょにしたのも覚えてる
申し訳ない事をしたなと思っている反面どうせ成長期が来てそんなの着られなくなるという心みたいな生意気精神をもっている
そしてその日は来た、お父さんが予約してくれたバスに乗り俺は羽田空港へと向かう
正直な話お父さんに車で羽田空港まで送ってもらいたかったが俺のお父さんはあいにくドライなので社内でエモくお別れを伝えてくれないらしい
と思ったが朝起きて家を出るときに
らいむ「アメリカいってきまーす。。」
お父さん「らいむ、気を付けるんだぞ」
といい俺の手をぎゅっと握ってくれた、正直俺とお父さんはあんまり話さないこともあり普段だったら珍しいねー!くらいの適当なノリで流すのだが、当時は色々と考えることもあって手をぎゅっと握られたときに少し涙を流してしまった
俺のお父さんはそれを見て
お父さん「まぁ、頑張れよ。。。」
らいむ「う、うん、、こんなことするなら車で送ってくれてもよかったのに。。。」
とぼそっといい俺は足早に家を出て羽田空港へと向かう
そこから大体20分くらいだろうか俺はバスに乗り最後に羽田空港で何食おうかなぁなんて考えていた。
そうだ、この前ちょっと遊んだにゃ〇こ大戦争でもやりながら時間を潰そうと思い
そこから羽田空港に着くまでの大体二時間くらいはにゃ〇こ大戦争を遊んでいた
場面は切り替わり僕は今羽田空港第三ターミナルへと着きバスに入れた自分のありえないくらい重い荷物を運んだ
らいむ「それにしても、、、はぁ、、マジで重すぎるだろ、、、、まぁそりゃそうだよなぁ、三年間分の物が入ってるし、、、」
そこから俺は何事もなく自分のめっちゃ重いキャリーケースを飛行機へと預ける
ちょっと疲れたし何を食べようなんて思ってると俺はあることに気づく
俺、財布に金入れてなくね。。。?
うわぁ、詰んだと思って何円入ってるんだろうと自販機の下を確認するような気持ちで確認したところ
なんと3000円とアメリカで使う紙幣がかなり入っていた
もちろんアメリカで使うお金は少し自分で換金したがそれでも目を疑うくらい増えていた、正直俺の家はホームステイするほどお金に余裕がある家なので
まぁ少しやりすぎだろうな、、、と思いつつ目の前の3000円に目をキラキラと輝いていた
とりあえず俺は目の前のセブンに入って唐揚げ棒と適当なお握りを買い後で吉野家にでも行くかとデブ精神を見せていたのだが
正直俺は小食なので唐揚げ棒一個とお握り一個や二個で十分足りた
でもその時の俺は満足感がありすぎて吉野家なんていいかって思い、余ったお金を使い今自分の手持ちのバッグに詰められるだけ俺の好きなキャンディやお菓子を詰めた
そこから手荷物検査やパスポート等の確認をされ、俺は自分が乗る便の待合スペースでまたにゃ〇こ大戦争をして時間を潰した
らいむ「そうだ、この前Mに言われて入れたdiscardでにゃ〇こ大戦争のコミュニティに入ってみるか、、、日本語喋りたくなった時に喋るくらいの気持ちでいいだろ。。。」
そうして俺はdiscardでコミュニティに入った後少しの軽い自己紹介をコミュニティ内でして自分の初めての一人でのる飛行機に少し子供らしくわくわくして浮き足で向かったのであった。。。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます