幼馴染をNTRされ、傷ついたレイスは、旅に出る事にした。〜あれ?何故か…幼馴染が、ついてきたのだが!?
秋里 夏
第1話
「レイス!!ちょっと、来てくれる?」
「何…?母さん何かよう?」
「うん…ちょっと頼みたい事が、あるのよ」
「うぇぇぇ」
「そんな事言わないで、ちょうだい!
ねぇ!お願いよ。ミィも連れて行って良いから――」
「そこまで言うなら、わかったよ―」
「さすがぁー!じゃあコレが、リストね。
ぐれぐれも…、余計な物は、買わないでね!…分かった…?」
「分かってるって!!」
「だといいんだけど……」
「ん?母さん……今、何か失礼な事
言わなかった?」
「そ、そ、そんなこと、あるわけ…」
「ふぅ~ん!ならいいけどさぁ…!」
その時、「トテトテ…」と音を鳴らし
妹のミイナが、姿を現した!
「ふにゃー、まだ眠いの〜。」
「ははは、ミィおはよう…!相変わらず
お寝坊さんだなぁー!!」
「あっ!?…にぃ!―まさか…見てた?」
僕は静かに頷いた。
すると、ミィは…「うがぁぁー」と
叫ぶと、「にぃの…バカァー!!」と 言い
つつ飛び掛かってきた。
「にぃ……遅い!はやく……する!」
「待っ…てくれ!」
「ぶぅ〜〜!!……にぃ だらしがない…」
「…そんな事を…言わないでくれよ
悲しくなるじゃないか。」
「だって……ほんとの事だもん…
それで?なに…を頼まれたの?」
「あぁ、確か…」
そう言うと、改めて…買い物リストを確認するのだった…
「何々…「スライム」「ゴブリンの肉」か
………ってスライム?!え?食べるの
と言うか食べれるの!?」
「にぃ……何言ってるの?食べれるの!!
スライムとても美味しい……」
「(あっ……そうなんだ。知らなかった……
美味しんだ――)」
〘ツンツン…ツン〙
「…にぃ!あれ―――レオナ姉だよね?」
「うん…確かにアレは……『レオナ』だ――でも…横に居るのは――あぁぁぁ…」
「にぃ…気を確か持つの!自分を見失ったらダメなの……(よくもよくも……にぃを、裏切って傷付けてくれ…たな!絶対許さ…ない!!)」
そう「レオナ…」と横にいる「男」に向け……睨むミィナであった――
「うわぁぁぁぁぁ~!」
「にぃ!?待って―――待っ」
〘ドンッ!〙
「痛いじゃない!気をつけてよ。まったく…
あら?――――」
「!?」
「やっぱりそうだ。ミィちゃんじゃない!!
久しぶり…「レイス」は元気かしら?」
「ええ、貴方に心配されなくても―「にぃ」
は、元気ですよーだ!!」
「それなら良かったわ!じゃあ彼が、待って
いるから。私は行くわね…バイバイミィちゃん……」
「うん…バイバイ!(べー!!)」
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