第1話 狂気の大会
「此処が... TOKYO第三支部保健所か...薄気味悪いところだ。」
一匹の黒猫がとある大会が行われる保健所に入っていく。
保健所の中には黒、白、三毛、茶色、縞々など様々な毛色の猫が今大会の予選に勤しんでいた。
扉を抜けると、そこは一面猫ばたけだった。
その中を受付に向けて進む中黒猫に会場中の猫の視線が集まる。
視線を集めるその黒猫には会場にいる猫達とは違う箇所があった。
「おい...あいつ片玉だぜ....」
黒猫には片方の玉がなかった。
「噂の
片玉の凄腕黒猫雀士、二つ名は
「推薦状がある、予選を免除して欲しいのだが、」
「猫田様...推薦枠ですね?どうぞ此方へ」
推薦枠は予選が免除される為、猫田は受付の
本戦会場ではすでに開会式が始まっていた
実況席ではサングラスをかけた
『さぁ始まりました!第22回去勢麻雀(猫)In TOKYO第三支部保健所!!実況は私、青い猫ことブルーキャッツがお送りしまーす!!』
「「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおお」」」」」」」
『まずは本大会の固有のルールを説明します、各自の持ち点は確実20,000点で開始され、対戦形式は4人戦、最下位の敗者は別室送りとなるバトルロワイアル方式となります!そして!本大会の賞品はチュー○3年分、猫缶100ケースとなります!豪華ですねぇ!』
「ほう...前回よりも豪華な賞品だな。あのジジイ達もついに本気になったか。」
『そして!今大会には数多くの猛者猫が参加しております!』
『第一予選最優秀猫!パンデミックシロー!』
「うぉんにゃああご!!」
『第13大会優勝!クロシロース!』
黒白のハチワレ猫は天に向かって仰ぐようなポーズを取る。
その姿はまるで覇王を彷彿とさせるが猫である為どう足掻いても変なポーズの猫に過ぎない。
「我が運は最強なり!!」
このにゃん物の決め台詞の様だ。
『そして!今大会のダークホース、隻玉の二つ名を持つ猫!ニュー猫田ぁ!』
「ふん...」
『以上の三猫が優勝候補になります!その他先ほど行われた予選を勝ち上がった猛者による去勢麻雀(猫)!どんな大会になるのでしょうか!』
『それでは、本戦一回戦!開始ぃぃィイ!!』
「「「「「「「「「にゃあああああああああごごご!!」」」」」」」」」」
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