第3話 2人は1人の魔術師?
魂と少女は、魂の詠唱のあと消え、新たな存在が誕生した、魂となった炎魔王と少女の魂と肉体は一つとなる。
玉座の後ろから1人の魔術師が現れる、容姿は先程の少女と同じだが何かが違う、先ほどまで教会の使徒が感じていた弱まった炎魔王の魂が再び炎をあげている。
炎魔王『少女よ、名前をなんと言う?』
少女「私の名前はオルキス。」
炎魔王『わかった、では我のことはラヴァルと呼べ。』
オルキス「行くよ!ラヴァル!」
ラヴァル『承った!』
使徒「あいつ…魔王と一つになりやがったのか……!?」
使徒が唖然としている間、オルキスは
オルキス「
オルキスから放たれた
使徒「ぐわっ……!?これがあの少女から放たれているとでもいうのか、
使徒は後方に吹き飛ぶ。
使徒「少女の肉体といえ剣技なら!」
使徒は腰に下げた剣を取り出してオルキスに襲いかかる。
ラヴァル『ここは我が手を貸そう、これを使う。』
オルキスの手元に大剣が現れる。そしてオルキスは身体の操縦をラヴァルに任せる。
使徒「オラっ喰らえ!」
使徒が剣で斬りかかる。
ラヴァル『ふん、甘いわ!』
ラヴァルに主導権となった身体が大剣を使い、悠々とそれを受け流し反撃を入れる。
使徒「バカなっ!少女の肉体を操ってこの威力だと、撤退だ!今の俺たちでは足止めにもならない、撤退だ!」
下の階に居たであろう他の使徒たちに命令を出し男は逃げ出した。
オルキス「ふぅ、何とかなった〜。」
ラヴァル『よくやったオルキスよ。』
オルキス「とゆうか、これ戻れるの?」
ラヴァル『無理だ、というかできない。本当なら私の意思だけが残る魔法なのだが、何故かお前の意識が残ってしまって意識が共有しているようだな。』
オルキス「はぁー?どうすんのこっから、意識が共有してるってことはお風呂とかどうすんのさ!?」
ラヴァル『そういったことに関しては大丈夫だ、意識の切り替えの応用で片方の意識で眠ったりすることが出来ることが先の戦闘でわかった意識を入れ替える時に眠りから目覚めたような感覚であった。』
オルキス「ならいいんだけども。」
ラヴァル『お主はこれからどうしたい?あの時は力が欲しいと話していたが。』
オルキス「確かに私には
オルキス「まず私この時代の人じゃ無いし……」
ラヴァル『それはどういうことだ?お前は何処から来たのだ?』
オルキス「信じてはもらえないだろうけど。」
そしてオルキスは彼女が何故この世界に来たのかと神様のことを事細かにラヴァルに話した。
ラヴァル『確かに嘘は付いてはいない感覚的にわかる。一つだけ聞きたい事がある、この世界の未来はどうなっている?』
オルキス「えっーと、私この時代のことあまり詳しくは知らなくて……」
???「じゃあここは俺様が教えた方がいいかな?」
オルキス「貴方は!……クロニア!」
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