F ラジオ

 じゃあリズムレス次のメール読んでくよラジオネーム 茶の子数の子雪の子さんから来た。

 真野ちゃん本当に?茶の子ちゃん久しぶりにメールくれたねありがとう。

 じゃあ読みますね。

「リズムレスさんお久しぶりです」

 久しぶり。勉強頑張ったようだね。

「勉強中も聞かせていただいていましたが、やっぱりメール送れないのは辛かったです」

 本当に?ありがとうね。他のリスナーからも茶の子ちゃんいないの寂しいって声沢山来てたね

「一つ私のお願いがあります」

 いいよ。今日のテーマはあなたの願い事教えてなんだから。かもかもん

「私はこのメール送れない期間に二つのことを知りました。ひとつはいつもいる場所にいることの出来ない寂しさ。」

 そう思ってくれて嬉しいなぁ

「二つ目はあなたのこと」

 俺の事?

「私はラジオ毎回録音していて、勉強中に昔の放送を聞き返していたんです。度々おっしゃる花の手紙。その花はオレンジュームですよね」

 言っていなかったのによくわかったね

「オレンジュームの花言葉はあなたに会いたい」

 リズムレスさん大丈夫ですか?

 茶の子さん...ぅあ千代なのか?続けて真野ちゃん、お願い。

 分かりました。

「あの時の手紙をずっと持っていてくれてありがとう。あの時のことを大事に思っていてくれてありがとう。私は茶倉千代」

 っ千代。

「来週の公開収録あなたに会いに行きます」


「千代っ」



 翌週会場には大号泣するリズムレスとそんな彼を抱き締める茶の子こと千代。二人の再会までの話に号泣するリスナー達がいた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る