第11話 今読んでいるネット小説を教えてください。(2024年6月25日現在)

今読んでいるネット小説を教えてください。(2024年6月25日現在)

できれば、現時点で完結しているか定期的に更新している作品だと嬉しいです。

『カクヨム』様か『小説家になろう』様でお願いします。無理ならスルーでお願いしますー。


【二回以上一話から再読していて、今後も何度も再読しそうな面白い作品】


・春暁記 (『小説家になろう』様掲載)


私は『春暁記 』が大好きで、前作(二作品)も大好きです。

但し、シリーズ作品一作目の『冬嵐記』の序盤、男主人公の虐待シーンは一回しか読んでない……。

『冬嵐記』を再読する時はいつも、忍びの村のところから読んでいます。


『春暁記 』は男主人公が12歳で、全作品はもっと幼いのでハーレムとか気持ち悪い系が無いのがすごく嬉しいんですけど、コメントで『面白いけど色と華が足りない』というものがあって「それが無いからいいのに!!」と思ってたら「色も華もなくていい。今のままでいい。ハーレム気持ち悪い」というコメントがあってめちゃくちゃ嬉しかったです。私もハーレム気持ち悪い派!!


そもそも『春暁記 』の男主人公は今川家当主の側室だった母親が男主人公と双子の兄を生んで死に、双子の兄は今川館により毒殺の疑いが濃厚で、男主人公自身も赤ちゃんの頃から命を狙われ続けていて、その理由が「今川家当主の血を引く庶子が邪魔だから」なので、それでなんで御家騒動の元凶になる側室ハーレムを構築しようというストーリーを期待するのか理解できない。


そんなわけで、現代人の中身としての思考でも、家の安泰という観点からでも『嫁はひとりでいい』という考えの『春暁記 』の男主人公はまっとうだと思います。

子どもができなきゃ養子を取ればいいじゃない……。


細川家は養子を三人取って、血みどろの争いの果てに養子のひとりが家督相続したって『春暁記 』の中で書いてあって「なんで養子を三人も取っちゃったんだろう」と思いました。謎……。


①家と家をつなぐために正室がいるのに側室を複数取る→ わかる

②正室は家同士の政略、妾は好きな女性 → 気持ち悪いけど理解可

③正室の子が嫡子になってるけど、側室が自分の子を嫡子にしたくて正室の子を害する → そうなるよねー


④ ③の状態になってしまったら御家崩壊の危機。だったら、妻の数と子の数を少なくしてリスクを減らした方がいいんじゃない?


と思います。

そもそも、嫡子(当主)総取りの世界観だから側室も庶子も引き下がれない場合が多いと思うのに、呑気に『色と華』とか言ってるのは、すでに権力の座にあって、選ぶ立場からの目線なんだろうなあという気がしました。


***


・夏侯の娘~あと四年で祖父たちは死にます~ (『小説家になろう』様掲載)


古代中国の、曹操の孫娘が女主人公の歴史系ネット小説。

私は女主人公の長姫が大好き。古代中国の歴史は全然わからないのですが楽しく読んでいます。


私『三国志』は無理なユーザーなんですけど『夏侯の娘~あと四年で祖父たちは死にます~ 』は楽しく読んでいる派なのです。あと『キングダム』は無理だった。


『夏侯の娘~あと四年で祖父たちは死にます~』の女主人公の知識チートも無理が無くて好き。

煮込み過ぎて色が悪くなった野草のおかゆを、野菜を煮る時間を短くして色を鮮やかに、乾かしたみかんの皮を乗せて爽やかな香りで彩をうつくしく、というのは素敵な知識チートだなあと再読するたびに思います。


お湯をわかして手洗いうがいも、曹操の孫娘で病弱な上、両親と祖父に溺愛されている女主人公だからこそ許される健康術で素敵です。


女主人公も素敵だし、女主人公を取り巻く登場人物も素敵で、誰が女主人公の夫になるのかも楽しみです。私は現状、元仲様推しなんだけど、女主人公は元仲様と血が近いことと、元仲様が女性に対してひどいふるまいをする知識があるから「親戚としては好きだけど結婚は無理」という感じなので難しいかなーと思ってます。

女主人公は婿取り+妻は女主人公ひとりだけという形態が一番幸せな気がするけど、不仲だった女主人公の両親が女主人公の働きかけで仲良くなっている現状、弟が産まれる可能性があるので女主人公はお嫁に行くのかもしれないです。


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