アンフィルミエル。*ギャルみたいなナース*

猫野 尻尾

第1話:やって来たナース。

著者の願望のような夢見たいな話です。(=^x^=)



僕は「脇坂 広大わきさか こうだい」現在20歳。


今は両親が残してくれた分譲住宅で一人暮らし。

僕の両親は僕が高校生に入学した時に不慮の事故で他界した。


残された僕は、おじさん夫婦の家にお世話になることになった。

だけど高校を卒業するとすぐに就職して、この家に帰って来た。

もう自立できるのに、おじさんちに迷惑はかけたくなかったからだ。


仕事も某広告会社に就職できて順調よく生活を営めるって思ってた。

そのうち彼女でも作ってラブラブな暮らしを夢見ていた。


でも、いつの頃からか、少し動いただけ息切れがし始めた。

それが日増しにひどくなって立っていられないくらいほどひどくなっていった。

仕事もままならない状態。


だから会社を休ませてもらって総合病院へ受診に行ってきた。

先生に症状を話すと、さっそくレントゲンを撮って、その結果、慢性の肺の

病気を患ってることが分かった。

でも、僕の病気はあまり前例が少なく、まだよく分かってない病気らしい。

いわゆる何万人に一人かかるような難病らしい。


前例がないくらいだから、その病院には専門医がいないから治療は難しい

とのことだった。

専門病院を紹介するからと紹介状を書いてくれた。


で、僕は紹介された病人へ三時間電車に揺られて行ってきた。

精密検査された上で治療法を決めなければいけないことになった。

僕の病気は基本的にステロイドって薬を使うらしいんだけど完全に治すのは

難しいんだそうだ。


家で安静にして激しい運動はひかえること。

急激に悪化して命に関わるようなことはないにしても結局、気長に治療する

しかなみたいだ。

当然、肺に負担がかかる風邪や肺炎とかには気をつけなきゃいけない。


こんな訳の分からない病気と一生付き合うのかと思うと思うと憂鬱でしかなかった。

仕事もしかたなく辞めた。

難病指定のため国から補助が出たので親が残してくれた財産と援助金で暮らす

ことにした。


あと訪問看護や在宅看護も頼むことができるらしく多少の援助金が出るらしい。

毎日の生活に不安があった僕は看護師さんをお願いすることにした。

薬とか自己管理できないなんてことがあるとイヤだったし・・・。


だからナースネットを検索してみたところ僕の家からそう遠く無い場所に

「ネバーランド」らしからぬ名前の訪問看護をしてくれる施設があった。


すぐにどんなサービス内容なのかを確かめてみた。


そしたら「臨床経験豊富なナースがご容態や目的に合わせ最適な訪問看護

・在宅看護を提供します」

「病気や障害を抱えながらご自宅で療養中の方へ看護師が訪問し療養生活の

お世話や診療の補助を行ないます」


って書いてあった。

だから僕は即、ネバーランドに登録して看護師さんを一人お願いした。


ここまでは、ごく真面目な話・・・なんだけど・・・、

ここからあれ?ってことになって行くんだなこれが・・・。


で、次の日さっそくネバーランドから看護師さんが訪ねて来た。

指定通りの時間にドアホンが鳴ったから僕はすぐに玄関のドアを開けた。


開けたドアの向こうに立っていた人物を診て僕は一瞬目を疑った。


ピンクのナース服を着た、めちゃ若い金髪ツインテールの女の子が立って

いたからだ。

しかも超ミニスカートに白いストッキング。


その子は僕が思っていた一般にいる看護師さんとかなり違っていた。

よくネットなんかで見るナースコス?。

もう少し年配でベテランそうな看護師さんが来てくれるもんだと思ってた。


「あの・・・君、看護師さん?」


「おっはよう〜ございまっすぅ〜」

「私、ナースの「ティンクル」って言います、今日からお宅にお邪魔させて

いただく予定になってます」


「ティ、ティンクル?って・・・外人?」

「ノン、ノン・・・私ハーフだし・・・しかもフランス系の」

如月きさらぎ ティンクル・・・それが私のフルネームでっす」


「ちょ、看護師って言うかナースって言うか、ちょっとイメージ違い過ぎる

んだけど・・・君を見てるとコスプレーヤーのギャルみたいに見えるな〜、

頼んだところ間違えたのかな?」


「また聞くけど・・・ほんとに君、看護師さん?」


「ウイ・・・誰がなんと言おうと正真正銘ナースだし・・・なんかご不満ある?」


「いや、ご不満はないけど・・・むしろ・・・いいかも」


つづく。


※話に出てくる病気や治療の方法や国からの援助等のくだりは架空のものです。

まあ、そもそもが架空だらけですけど・・・。



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