白昼夢茶々猫風枕草子
白昼夢茶々猫
作家目線の枕草子
春はうたたね。あらがえず深くなりゆく、睡魔はすこし嫌いで、旅立ちたる我が意識のほそくたなびきたる。
夏はあせ。昼の頃はさらなり、夜もなほ、キーボードの滑りがどこかいきがちになる。また、ただ一度や二度でなく、ほのかにのどの渇きに水場へ行くもをかし。そのまま干からびるもをかし。
秋は黄昏。自らの作品のエゴサーチをしようとしたるに、アンチのすみかへ行くとて、みつよつ、ふたつみつではすまないコメントを見た我よあはれなり。切り替えて小説を書こうとするが、いと傷つきたるメンタルはいとかなし。日入りはてて、飯を食うなどすれば、全て忘れるべきであるよ。
冬はこごえて。指のからまりたるはいふべきにもあらず、意味不明な言葉の羅列も、またさらでもただ寒きに、ココアなど急ぎ作りて、指の感覚をとりもどそうといたし。 深夜になりて、わるいうたたねに浸れば、ワードソフトもしろき空欄がちになりてわろし。
白昼夢茶々猫風枕草子 白昼夢茶々猫 @hiruneko22
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。白昼夢茶々猫風枕草子の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます