白昼夢茶々猫風枕草子

白昼夢茶々猫

作家目線の枕草子

春はうたたね。あらがえず深くなりゆく、睡魔はすこし嫌いで、旅立ちたる我が意識のほそくたなびきたる。


夏はあせ。昼の頃はさらなり、夜もなほ、キーボードの滑りがどこかいきがちになる。また、ただ一度や二度でなく、ほのかにのどの渇きに水場へ行くもをかし。そのまま干からびるもをかし。


秋は黄昏。自らの作品のエゴサーチをしようとしたるに、アンチのすみかへ行くとて、みつよつ、ふたつみつではすまないコメントを見た我よあはれなり。切り替えて小説を書こうとするが、いと傷つきたるメンタルはいとかなし。日入りはてて、飯を食うなどすれば、全て忘れるべきであるよ。


冬はこごえて。指のからまりたるはいふべきにもあらず、意味不明な言葉の羅列も、またさらでもただ寒きに、ココアなど急ぎ作りて、指の感覚をとりもどそうといたし。 深夜になりて、わるいうたたねに浸れば、ワードソフトもしろき空欄がちになりてわろし。

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白昼夢茶々猫風枕草子 白昼夢茶々猫 @hiruneko22

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