第9話 方針会議
私たちは朝食を食べ終えた後、今後の方針についてとゾンビについての考察を話し合った。
「あの、ゾンビは何なんだろうな」
「うーん、今分かっていることは、噛まれたりしたら感染してゾンビになること、生きている人間を襲おうとすることぐらいしかないよねぇ」
「それと一応仮説ではあるけど、ゾンビは焼き尽くされても体を真っ二つにされても復活し、なんなら強くなってる可能性があるってこと」
「そんくらいしか情報ないかぁ」
そう私たちには圧倒的情報が不足している。
「まぁゆうてゾンビと言えども俺たちの敵ではないよなぁ」
えっ?
「まぁねどうせ皆んなまだまだ全力出してないでしょ?」
「あの程度だったら本気出すまでもないからね」
「全力でやったらゾンビ以外にも多大な被害出ちゃうしね」
「うんうん」
あーこの人たちやっぱやべぇわ。
「で、でもいくら皆んなが強いからってゾンビ達が倒す度にいくらでも強くなれるんだとしたら流石に厳しくならない?」
「まぁ、それもそうかもなぁ」
「じゃあどうする?」
「うーん」
「とりあえず一箇所にとどまらない方がいいんじゃない?」
「あー確かし。一箇所にとどまったら最強のゾンビを作っちゃうだけだしね」
「よし、じゃあまず最初にどこへ向かうか決めようか」
因みに今いるマウントランドは千葉県である。
「うーんとりあえず家の方戻る?」
「日本の端の方、だから北海道とか九州とか四国ならもしかしたら感染広まってないかもよ」
「確かにそれはあるかも」
「後は海外に行くか、だな」
「「「うーん」」」
なかなか決まらない。
「よし、とりあえず九州四国に向かってみようよ」
突然焔が言い出した。
「このまま話し合っても情報が結局ないからどこにも決められないと思うんだよね」
「そうだなぁ」
「だからとりあえず四国九州方面に行ってみよう。途中で色んなとこ巡りながら」
「まぁいいんじゃない?さっき草乃も言ったけどここで止まるのは良くないからね。とりあえず移動してみよう」
「よし決定。早速出発するぞー!」
「「「おぉー!」」」
「で?どうやって移動するんだい?」
「そりゃあ、、、どうやって移動すんだ?」
「車探さないとな」
まだここを出発するのには時間がかかるようだ。
「ってことで車探し大大会の開催をここに宣言する!」
「ぃえーい!」
「条件は、壊れてなくて、鍵あって、ある程度ガソリンまたは電気があって、、後は」
「出来ればキャンピングカーがいいなぁ」
「確かにね。最悪軽トラとかも改造できるかもしれないし、そこらへんを狙い目に探してきて、一番いいやつを見つけてきたやつが優勝ってことで、車もといいキャンピングカー探し大会開始ー!」
またもや謎のイベントが開催されたのであったのだった。
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