第7話 第二次総攻撃 蒼雷の秘密
さてさて、ゾンビ達が現れて再びボコボコにすることが決定しました。
「いやーゾンビが復活するって言うなら遠慮なくぶっ殺せていいな」
いや、復活するしない関係なしに私たちは殺しまくってた気がするけど。
「じゃあとりあえず今回は俺から行かせてもらおうかな」
今回は蒼雷が秘密を発表してゾンビ達を蹴散らすようだ。
「でも、俺の力は焔みたいに派手じゃないし、光みたいにわかりやすく変身したりしないからなぁ〜」
普通派手にやったり変身したりする方がおかしいと思うのだけど。
「まぁいいや、とりあえずやっちゃうか」
そう言いながら蒼雷が目を閉じ、その後目を開いた瞬間、
「なーにあれ」
ゾンビ達が宙に浮かび上がったのだ。
「さて、どんどん行くぞー!」
その後宙に浮いたゾンビ達は体が思いっきり捻れたり、何度も地面に叩きつけられたりした。
「あーなるほどね、何となく蒼雷の力がわかった気がする」
「そう、俺の秘密は超能力、今みたいに念力で色んなもの操れたり、水を一瞬で蒸発させたり、瞬間移動したり色々出来るんだ」
「なるほどなるほど結構便利そうな能力だこと」
「さて、ちゃっちゃとこいつらにトドメ刺しちゃうか」
あんだけ蒼雷にボコボコにされたのにゾンビ達はまだしぶとく動いている。
「さぁ一気に行くぞー!」
ゾンビ達が蒼雷の超能力で一箇所に集められた。
次に蒼雷は超能力で近くのメリーゴーランドを丸ごと持ち上げた。
「えぇー!!」
そうしてそれをゾンビの塊の真上まで持っていった。
「さっき俺よりも派手じゃないとか言ってたけど」
「少なくとも光たちよりよっぽど豪快だよね」
「プレース!」
蒼雷の掛け声と共にメリーゴーランドの超能力が解除され、ゾンビ目掛けて思いっきり落下した。
「これなら復活しても問題ないだろ」
「そ、そうだな。そもそもこれじゃあ復活出来ないと思うが」
「まぁ何より結果オーライってことで」
これ、メリーゴーランド後から弁償とかならないよね?
「それにしてもさっきのゾンビ達異様にしぶとかったな」
「昨日のゾンビだったら宙に浮かせて捻って落とすだけで動かなくなったよね」
「やっぱ昨日のとは別のゾンビだったんじゃないのかな?」
「それも十分にあり得るね」
うーん結局ゾンビの見た目なんて覚えてないし復活したのか別の場所からきたのかよくわかんないや
「ゾンビがレベルアップしてたりして」
「【ゾンビになったけど死ぬ度にレベルアップして復活するのでラスボスと戦って何度も死んで世界最強になった】ってかw」
「草だわw」
「私たちラスボスなのか」
「まぁゾンビ側からしたらそうだろ」
「ありそうでないラノベのタイトルだな」
「あれれ?なんかまたゾンビ来てない?」
私たちが呑気にふざけていたらゾンビの大群ってほどではないがゾンビが集まってきていた。
「さっきメリーゴーランド落とした時の音で隠れていた奴らが出てきちゃったんだろうなぁー」
「んまぁちょうどいいや、最後に私の秘密を発表する機会として利用させてもらおうかな」
秘密発表最後の沙莉はバチくそ張り切っている。
「蒼雷の豪快さに負けないよう私も全力でやらせてもらうよ」
そして最後の秘密発表、沙莉のターンが始まったのであった。
ん?私?いやいや、私には秘密の力とか無いから。この四人がおかしいだけだから。私はもとより秘密発表の数に含めていませんよーっと。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます