【一万PVありがとうございますっ!】悪友の後輩から「俺の妻を抱いてください!」と言われた件
ヘタレちゃん改
第1話 …お前、何を頼んでるの!?
田仲「
「…突然、何言ってんの?お前、バカなの?」
田仲から、仰天の相談があったのは、大学時代からの相棒兼悪友である秋男の入院見舞いの帰り。
難病である潰瘍性大腸炎での二回目の入院も、なかなか治癒効果が出ないとのことで「あの秋男がなあ」と、一緒にしみじみと飲んでいるときだった。
この男は突然何を言ってるんだ?
こいつは秋男の4年後輩で嫁の元同僚。
こいつや秋男とは、会社は違えど社外プレゼンでタッグを組んで成果を上げてきた仲間。
マル暴もどき相手のヤバめの仕事とかで、昔は俺や秋男の後をワタワタ付いて来ていた田仲も今や齢36歳の中堅社員。腰の座った目は真剣そのものなんだけど。
「…お前さあ、事情云々の前に香緒里ちゃんは俺や嫁の知り合いだぜ?小説じゃあるまいし普通の人間はそんな相手に手なんか出ないの!」
田仲「…三月さんが普通の人間?ご冗談を(笑)」
…なんだなんだ挑発的だな。可愛くない!
「お前が俺の何を知ってるんだよ!」
田仲「…三月さんの独身時代のマダムキラー武勇伝のあれやこれや」
「……」
…え…怖い、何でこいつが知ってんの!?
あと…それはちょっとだけ不味い。
何故ならこいつには、うちの嫁への独自密告ルートがある…こいつとこいつの奥さんは、嫁の一年後輩で当時の直属の部下なんだ。
たしかこいつらの結婚式には嫁も出席したはず。
まあ、危険度はこいつがどこまで知ってるかだな。
ここは一発、かましとくか!
「田仲くん、そんなことは当然ながら夫婦で情報共有済みだ。脅そうったってそうは…」
田仲「嘘ですよね。あんなヤバい話」
「…お前、何を知っている?」
田仲「三月さんのトラウマの根源、ひとみさんじけ…もがっ!み…三月さん苦しいっす!暴力反対!」
三月「うるせえ…黙ってこの後付いてこい…良いな」
田仲「…はいい」
あの
※秋男のスピンオフ「内科病棟のジュリエット」
https://kakuyomu.jp/works/16818093079739518482
同時並行時系列進行にて、連載中ですっ!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます