第8話 キャバ嬢メルメの花と仁義 ⑨ セールス
2024/6
道咲く紫陽花に見つめらながら今日も出勤した。メルメのスニーカーは雨と闇で黒みがかった
店長のハツトに挨拶した
頭傘が濡れていた
・
2024年皐月
先月の売上レースに少し変動があった
No.1は変わらずヒノメだったが
No.2のアオナがNo.3に・
キラコがその逆だった
マミアはそのままNo.10
メルメは新人でNo.30の最下位だったが
3ヶ月目にはNo.26になっていた
・・・
店長のハツトは面接をした
ミドリという女の子を採用した
21歳のメルメより年上の26歳だった
・・・
店長ハツトとメルメは気が合った
いつも昭和の任侠映画の話しをしていた
20代前半でその類の話しができる娘は骨董だったから店長は面白がった
昭和の往年のスターの渋みと凄みがかかった芝居を語るメルメの語り口を聞いては、笑った
・・・
1.ヒノメ 23
2.アオナ 22
3.キラコ 24
11.マミア 23
25.メルメ 21
30.ミドリ 26
今月も控室には水無月のNoと年齢が張り出されていた
ハツト37
・・・
メルメは花瓶のアマリリスの水を替えた。しながら、花言葉を思い出そうとしていた。その佇まい
'輝くばかりの美しさ'はやや萎れていた
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