ペンション
@poon---poon
出発前、、、
冬休み。森の奥にあるペンションに泊まりに行く咲、京太、智、綾香の4人。
旅行を1週間後に控えたある日の昼休み。大学のカフェにて。
いつものように4人で集まっている。
咲 「何してんの?」
京太 「来週行くペンション調べてる。森の奥の方にあるっぽいし、心スポとか近くにあったら行きたくね?」
咲 「ちょっとやめてよ何期待してんの」
京太 「………あれ?住所で調べるか」
智に
京太 「住所どこだっけ?あそこの」
智 「神戸市滝澤区白神町1-3-2」
京太 「おっけおっけ」
綾香 「えーおもしろそうじゃんあたしも調べてみよ!」
綾香 「え、滝澤区ってさ、あの事件があった場所じゃない?」
京太 「ね、俺も思った。あれよねなんか一家心中があったとかなんとか」
智 「あー、そうそう。そうよ。田沢家一家心中事件があった家が近くにある。しかもそこから300m?とかしか離れてないんじゃなかったかな」
綾香 「しかもあの一家心中、一家がどうやって死んだのかいまだにわかってないらしいよ」
智 「焼死じゃなかった?」
綾香 「庭の焼け跡から子供の死体が見つかったから焼死だとされてるらしいんだけど、夫婦の死体はまだ見つかってないらしいよ。」
智 「夫婦の方は跡形もなく燃えたのかな。
どっちにしろ不気味だよな」
京太 「まじかそれ!!てかペンションから近!やば!行こう!来週の夜!」
綾香 「てかさ、たったそれだけしか離れてないなら今から行くとこもなんかある可能性あるよね?」
智 「ペンションのすぐ裏は崖だしな。なんか雰囲気はありそうなとこだよ。」
咲 「ねーもう怖すぎ。なんなの?嫌なんだけど。今から行くとこ」
智 「いや、でもたぶん、今から行くとこは何もないと思う。心スポだっていう口コミも特になかったし。」
京太 「なんだよ」
咲 「なんで残念がってんだよ」
綾香 「まあ、心スポにはちょっと興味あるけど、うちらに何もないのが一番だしね、今から行くとこは何もないとこでよかったんじゃない?」
咲 「当たり前だよもう。」
京太 「えー」
不満そうな京太。
4人はその後しばらくダベってから、その日は帰路についた。
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