第16話 残り香
「胸につけるバラがすごく香るとかあるのかな」
「?」
「昨日会った人の胸にバラがついててさ、凄くバラの匂いしたのよ」
「へぇ」
「造花と思ったのに」
「ふむ」
「でね、昨日から行く先行く先でその香りがしてさ、ずっと近くにいるみたいな感じ」
後ろの本棚の裏でガタッと音がした
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます