君がいて、僕がいて。そして、雪が降って。
れもねぃど
プロローグ
僕と君、出会ったのはいつだろうね。
一度の出会い、一度の会話。それらすべてが僕らの人生を変えていく。僕らの人生は些細なことが原因で変わっていく。僕ら人間は1日に約3.5万回もの決断をしていると言われる。朝起きるのも、挨拶するのも、それらすべてが決断なのである。僕らの人生を変えてしまう分岐でもあるのだ。
それらをどう使い、どう感じるか。それは君にとって、ありふれたものかもしれないが実は結構大事で、真面目に考えると案外ためになることがある。
きっと僕は、毎日がたくさんあるパズルの中の1ピースだと思っていた。些細なこと、それが毎日だと思っていた。
今から書かれることは、そんな少年についての話だ。
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