平行線の向こう側

御槍 翠葉

第零章 ~見ることのできない~

私の日常はいとも容易く崩壊していった。

元々は普通だった、学校へ行き、友達と遊び、家で寝る、なんでもない日常を送っているはずだった何も変わらない何の変哲もない日常を過ごすそんな最高の舞台にいるはずだった、何故こんなことになってしまったのかここは何処なのかそんなこと知る由もないし知る術もない世界は無情だ、こんなにもわかりやすい異物を気にすることなく時間を進めていく無形とかした日常を見るしかない

そんな日常の中で私は...

「私は...私は誰?」

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