最高裁判所裁判長、流山清隆の日常

琵琶湖3411M@タイピング投稿者

プロローグ

第0話 ここから、俺の裁判長としての物語が始まる。

「流山清隆殿を最高裁判所長官に任ずる。国のために若き力を発揮してくれたまえ。」


「はっ。お国のために力を尽くす所存です。」


2021年6月、俺は最高裁判所の裁判長に任命された。


自己紹介。俺は流山清隆。1997年5月23日生まれの24歳。


幼い頃から裁判官に憧れており、高校卒業で裁判官として就職。


そこから2年で東京高等裁判所の裁判官となり、更に2年で最高裁判所の裁判官へ。


そして今日、最高裁判所の裁判長となった。24歳での任命は最年少となった。


前裁判長の北野祐也さんからの直々の指名。もちろん反対派もいたが同僚たちが援護してくれたこともあり今日、任命という運びになった。


人生って、思い通りにいかないのが面白いなぁ。っていう学生時代の感覚を思い出し、それを表情に出さないようにする。


任命式が終わり、裁判所に戻ると、高さ60cmほどに積み上げられた書類が。


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