小6の夏、「美穂」として私を女装ファッションモデルを楽しませてくれたのは同じ塾の親友でした2022～岡山清心女子高校NDコース物語(高1)

塾の親友との出会い

第1話 「美穂」という女装ファッションモデルとして考えてくれたのは、同じ塾の親友でした。

小6の夏休みが終わる10日前のある日、私は倉敷駅の近くの塾(咲塾)に行ってた時の事だった。

別に私立の中学受験をするわけでもなく、算数の塾に通い始めたのが小5の春頃からという時から小6の終わり頃まで続けようと思ってたから。

夏が終わる――。

算数の問題が中々解けずに困ってる私に同じ塾に行ってる子が私に声を掛けてくれたのが女装ファッションモデルとしての人生を変えてくれた事から始まる。

「裕介くん(女装ファッションモデルを始める前の名前)。その問題はこうやって解くのがいいと思うよ」

その横顔を見た瞬間、私は女子が居るのかなとびっくりしながら。

「元から女子なの??凄く気になる」

「"絵梨花"、それが私の女装ファッションモデルとしての名前だよ。びっくりさせちゃったかな??」

「じゃあ男子の名前は??」

「幸広って言うんだ笑 裕介くんも良かったら――」

ここから絵梨花ちゃんという子に私を「美穂」としてのモデルの人生を歩んでみる事になった。