第14話 兄弟の絆

 「大王様、痛みますか?」


 「なんともない、かすり傷だと申したであろう。二人とも随分遠くまで来ているぞ。さぁ、じき日が暮れる、宮に戻ろう」


 「はい」


 大王がピューっと口笛を鳴らすと林の奥から大王の馬がパカッパカッと大きな音をたて木々をすり抜けながら走ってきた。林の向こうに広がる野原には王妃が乗った馬車と、山代王、そして幾人かの臣下の姿も見えこちらに向かってきている。もしかしたらさきほどの出来事を見られていたかもと思うと何故か少し胸が痛んだ。

 

 「小彩こさよ、そなたは王妃の馬車に乗りなさい」


 大王が馬の手綱をひきながら言った。


 「え?大丈夫です。歩いて帰りますので!」


 「もうじき日が暮れる、すぐに真っ暗になり道に迷うぞ、獣も出るやも…」


 「け、獣ですか⁉︎」


 「おまえは、王妃の馬車に乗りなさい」


 大王が諭すようにもう一度言うと、


 「…はい。仰せのとおりに致します」


 と、しおらしく答えトボトボと少し離れた場所で待つ王妃の馬車に向かい歩き出した。王妃は全てを悟ったかのようににっこり笑いながら、こちらに来なさいと手招きしている。


 いち早く到着した山代王が口を開いた。


 「では兄上、燈花とうかは私の後ろに…」


 山代王の話の途中だったが大王は私をひょいっと抱きかかえ馬に乗せると、自分もさっと馬にまたがった。驚いている馬をドウドウと言いながら落ち着かせると、振り向いて言った。


 「さぁ、戻ろう。私の衣をつかみなさい」


 「えっ⁉︎…はい」


 大王の言うとおり衣の裾をぎゅっと掴むと、馬はパカパカとゆっくりと走り始めた。帰り道、野原を通りぬける風と馬の足音だけが響き、宮までの道のりがとても遠く感じた。すぐ後ろを走る山代王と大王は二人とも黙ったままだった。



 宮の門を通り抜け、やっと馬から降りることができた。終始緊張していたせいか体がこわばっているし腰も痛い。大王は、


 「ゆっくり休みなさい」


 と言い自分の邸に帰っていった。


 「燈花とうか様~」


 小彩こさが少し遅れて到着した。門を通り抜け王妃の馬車から降り籠一杯の木の実を抱えながら重そうに歩いてきている。急いで駆け寄り、籠を運ぶのを手伝った。


 部屋にもどるやいなや、小彩こさは籠一杯の食料を戸口の横に放り投げ、目をキラキラさせながら私への質問攻めを開始した。


 「燈花とうか様、帰り道大王さまと何を話されたのですか?大王様、まさか…勘づいていらっしゃるとか?」


 「まさか!そんなはずないわよ、山代王様が約束を破るとは思えないし…」


 そうは答えたものの、帰り道、二人が一言も言葉を交わさなかった事が気がかりだった。


 「それよりも、小彩こさ王妃様の前で失礼はなかった?」


 「もちろんですよ、燈花とうか様よりも侍女歴は長いのですよ、でも…」


 「でも?」


 「王妃様、口数が少なく少し元気がないように見えました。何かお考え事をしているご様子にも見えました」


 「そう…」


 小彩こさの洞察力は若いながらに鋭い。やはり王妃は私と大王のやり取りを見ていて誤解したのだろうと思った。早急に挨拶に伺い弁明しなくてはならない…。




 翌日の午後、私は小彩こさと王妃に会いに出かけた。昨日の事を思い出すと気が重かったが、早く誤解を解きたいと思う気持ちが勝った。なんのアポもなく王妃の屋敷を訪れたが、ラッキーな事にすんなり部屋へと通された。廊下は桂花茶の良い香りが漂っていた。





 コンコン、コンコン、


 侍女が静かに戸を叩いた。


 「王妃様、橘宮たちばなのみや燈花とうか様とその侍女が参りました」


 「とおしなさい」


 部屋の戸がスッと開き中へと入った。部屋の中は花の良い香りで充満している。


 「王妃様に、拝謁いたします」


 「よく、来たな」


 王妃は嬉しそうに笑いながら迎え入れてくれた。


 「ちょうど昨晩、大王とそなたのことを話していたのだ。さぁ、今、茶を持ってまいるゆえ、楽にしなさい」


      あぁ、やっぱり…


 一瞬心が沈んだが、今更引き返せない。王妃から指示された座布団に静かに座った。



     先に言ってしまおう…



 「あ、あの王妃様、昨日の林での出来事なのですが…誤解がないようにと思いまして…その、、ご説明に参りました」


 「何の話だ?」


 たどたどしい私の言葉とは裏腹に王妃はきょとんとして聞き返した。


 「えっ?その、昨日大王様が私を助けて下さり…その大王様はお優しくて勇敢な方なので、私のような卑しい身分の人間にも、寛大なお心で…」


 「ハッハッハッ、燈花とうか、よ心配せずともよい。そなたの私を思いやる優しい心が、実に嬉しいぞ」


 王妃が見た目の穏やかな印象よりもずっと豪快に笑ったので、一瞬あっけに取られたが、王妃のこの気さくな人柄と温厚で懐の広さが、さらに彼女を気高く美しく見せているのだろうと、即座に悟った。


 「王妃様…」


 「そなたは何か誤解しているようだ。さぁ、茶が冷めぬうちに飲もう」


 王妃は全てを見抜いているかのように言うと、中庭に面する戸を開け私達を縁側へと通した。茶器に注がれた桂花茶からほのかに金木犀の香りがしとても癒された。三人で茶を飲み始めた時、侍女が急足で部屋の中へと入ってきた。


 「王妃様、大王様がお越しです」


 「そうか、丁度良かった、お通ししなさい」



   えっっ?大王様が??



 すぐにパタパタと廊下を歩く音が聞こえ、王妃は急いで立ち上がると戸口に向かい軽く頭を下げた。


 「大王様、ようこそお越し下さいました」


 うん、という低い声が聞こえ大王が部屋の中へと入ってきた。


 「大王様に拝謁いたします」


 急ぎ立ち上がり挨拶をした。連日のように会っているのにも関わらず会う度に緊張の度合いが増していく。しかも少し自分の顔が熱い気がして落ち着かなかった。


 「三人で楽しい話でもしていたのか?」


 「はい、女同士、話に花を咲かそうとしていた矢先でございます」


 王妃が茶を注ぎながら微笑んだ。


 「一体どんな話題の話をするのだ?私も聞いてみよう」


 「それは、内緒でございます」


 王妃は大王を見ると口元に笑みを浮かべながら、少し意地悪く言った。


 「大王様、昨日は助けて下さりお礼を申し上げます。足の傷は痛みますか?」


 「もうすっかり治ったぞ」


 大王は笑いながら傷口に手を当て答えた。


 「王妃よ、燈花とうかと二人で中庭を少し散策したいのだが、構わぬか?」


 「えっ?…承知いたしました」


 「すまぬな」


 王妃はすぐに事情を飲み込んだのかすんなりと答え、小彩こさを見て言った。


 「小彩こさ、私のかんざしを一つそなたにあげるから、選びにゆきましょう」


 「えっ、王妃様のかんざしでございますか⁈まことに良いのですか⁉︎」


 「もちろんよ」


 小彩こさは両手を胸の前で合わせ飛び跳ねながら王妃と共に別の部屋へと向かった。


 大王と二人きりで散歩だなんて想定外であったし、とにかく気まずくてすぐにでもその場から逃げ出したかった。


 黙って大王のあとについて歩き始めた。この日も温かな秋日和で優しいオレンジ色の午後の陽が庭に差し込んでいる。庭に植えられた山茶花の木は赤や薄紅色の花で満開だ。時折山から吹く冷たい風が、山茶花の花びらを空へと舞い上げた。


 中庭を歩き始めてしばらく経つが、大王はいまだ何も話さない。沈黙が辛い…


 庭の中央に来た時、大王はやっと立ち止まると静かに振り返った。


 「燈花とうかや、私に話す事があるであろう?」


 大王があまりにも真っ直ぐな深い瞳で言ってきたので、思いきり顔を背けてしまった。一気に胸の鼓動が早くなった。


 「…あの日、あの湯で私を救ってくれたのは、そなたであろう?」


 

 汗で湿った両手をギュッと握りしめた。


 「昨日そなたを受けとめた時に、首もとから翡翠の指輪が見えた。その指輪はあの湯の側で見つけたものだ。それと、この橘の手巾も…」


 と言い私の手を取り手のひらに手巾を置いた。


  ダメだ、、完全にバレている…


 「も、申し訳ありません大王様。騙しているつもりなどはなかったのです。ただ…大変…不敬な事を致しましたので、名乗り出る勇気がなくて…どうかお許し下さい」


 唾を呑み答えた。


 「何を申すのだ、何故もっと早く言わぬのだ。そなたを罰するなど考えた事もない。むしろそなたは私の命の恩人だぞ」


 「大王様…」


 大王は突然私の肩をつかみ引き寄せるとそっと抱きしめた。


 「茅渟王ちぬおう様⁉︎」


 突然の事に驚いてしまい何故か大王ではなく、茅渟王ちぬおう様と呼んでしまった。


 「茅渟王ちぬおう?久しく呼ばれていない。よい響きだ」


 「だ、大王様、申し訳ありません」


 「かまわぬ。そなたからそう呼ばれると実に心地が良い」


 大王は更にギュッと私を抱きしめた。私の鼓動はさらに早まり、緊張で心臓が飛び出しそうだ。大王は少し間をおき静かに言った。


 「もし…もし、そなたさえ良ければ、私の側室として迎えたいのだ」


  

    そ、側室⁉︎本当だったんだ…



 「茅渟王ちぬおう様…」


 「すぐに返事はいらない。よく、考えておいてほしい」


 そ、そんな…こんな展開、想像もしてなかった…どうしよう…体が震えて動かない。とても混乱していた。当然バレるとは思っていなかったし、まさか、誰かに、ましてやこの国の大王に抱きしめられるなんて予想もしていなかった…。


 こんな心の動揺を表すかのように山から風が強く吹きはじめた。色とりどりの山茶花の花びらがあたり一面に舞い上がった。そして庭の隅に人影が一瞬見えたような気がした。


 おかげさまで帰りの部屋までの記憶はない。体はフワフワしているし、同時に頭の中は花火がバンバンと打ち上がっているようで複雑だった。おぼつかない足取りでふらふらと部屋に戻り寝台にバタンと寝転がり目を閉じた。しばらく放心状態が続き、頭の中の整理がつかない。結局、小彩こさに大王との中庭での出来事を話したのは夜遅くになってからだった。


 「燈花とうか様~絶好の機会ですよ!!女人にとって、こんな幸せな事、一生に一度も起こりませんよ!だって。大王様の妃ですよ!!」


 案の定、小彩こさは話を聞くと、自分の事のように目を輝かせ鼻を膨らませ興奮している。私も現代では現実を良く知る大人の女だ。小彩こさの言う意味もよくわかる。その選択をすれば、たとえ現代に戻れなかったとしてもこの飛鳥の地で生涯にわたり安心で安定した生活が保障され、危険ともひもじさとも無縁だろう、、。でも、理屈ではなく私の心がストップをかけている。


 「何度も言うけど、そんな簡単な事ではないのよ…私も複雑な事情があるし、それに…自分の気持ちもよくわからないし…」


 大の大人なのに情けないが、本当に自分の気持ちがわからなかった。月が高く昇っても私たちの会話は終わらなかった。




 コンコン、コンコン


 大王の部屋の戸を叩く音が廊下に響いた。


 「こんな夜更けに誰だ?」


 「兄上、私でございます」


 「…山代王か?、、入りなさい…。こんな夜更けにどうしたのだ?…ファァ…」


 眠い目をこすりながら、むにゃむにゃと大王が聞いた。


 「も、申し訳ありません。…でもどうしても申し上げたいことがあり、恥ずかしながらこのような夜更けに無礼を承知でやって参りました」


 「なんなのだ?」


 蝋燭の灯りがチラチラと山代王の顔を照らしている。眉間にいくつものシワを寄せいつになく深刻な顔つきだ。そして突然額を床につけて言った。


 「兄上にウソを申しておりました」


 「ウソ?」


 「はい…燈花とうかがつけている指輪は、確かに私の母のものでございます。大分前に友の証として贈りましたが、今日、兄上と燈花とうかが王妃さまの庭で話しているのを見かけ…自分の気持ちに気がつきました…ずっと大切な友だと思っておりましたが、違っていたようです。友ではなく、それ以上の存在であると、今日、確信いたしました。…彼女を慕っております」


 「な、なんと山代王よ…」


 


 「今まで一度も兄上に逆らった事も、何かを欲した事もありません。しかし…燈花とうかだけは私の側に置かせて下さい」


 山代王はまだ床に額をつけたまま顔を上げない。


 「…しかし、年を越し新年となればそなたは阿部家令嬢紅衣こういとの婚姻が決まっているではないか、先王の最後の遺言でもあるのだ。この縁談は王室の基盤を磐石なものにするためにも、絶対に破談には出来ない。そなたが一番わかっているだろう?それに、燈花とうかは中宮様の後ろ盾があったとしても身分が低い為正室にはなれぬぞ?」


 「はい、承知の上です。十分理解しております。阿部家との婚姻は破綻にはいたしません。正直に全て話し、私の気持ちを受け入れて欲しいのです。私の心は燈花とうかだけのものです」


 大王はしばらく黙ったのち、深いため息と共に言った。


 「…そうか。それほどまでに、あの者を慕っているのだな。なれど…ふぅ〜む、、あと数日で飛鳥の宮殿にもどる。戻り次第もう一度よく考えるゆえ、今日はもう部屋に戻りなさい」


 「…はい…」


 山代王はやっと顔を上げると、深刻な顔つきのまま部屋を出た。帰り道、彼もまた人の心とは誠にわからないものだと実感していた。


 (燈花とうかと、共に生きてゆきたいけれど、彼女の気持ちはわからない…兄上を慕っているやも…)


 山代王もまた、部屋に戻ると空高く昇った月をしばらく眺めていた。




 

 飛鳥の都に戻る日がやってきた。私たちは朝早くからバタバタと帰る用意や積み荷の準備をしていた。先日、林で収穫した木の実や、柿やみかんなど王妃からもらった果実やらで帰りの馬車は荷物で一杯だった。全ての荷物を部屋から出し終えた時、ふっと寂しい気持ちに襲われた。つかの間の滞在ではあったが色々な出来事があり、忘れようにも忘れられない思い出深い地となってしまった…。


 また、いつかこの地に来られるだろうか?またあの美しい山茶花の林の中を歩けるだろうか?あの湯も現代でも残っているだろうか…


 飛鳥の都までの帰り道がとても長く感じた。まだか、まだかと思い外の景色を見ながら腰をさすったが、なかなか到着しない。一方で大王に顔を合わせずに済むと思うと、少しホッとしていた。そして何故か無邪気に笑う山代王の事をぼんやりと考えていた。


 彼の事はずっと弟のように感じていた。今の私は十代半ばの小娘だが現代の年でいえば私の方が確実に年上だ。しかも5、6歳は上だと思う。何故こんなに彼の事を考えてしまうのか全然わからなかった。


 途中なんども休憩したこともあり飛鳥の都に到着した頃には夕暮れで空は薄暗くなっていた。橘宮たちばなのみやの東門付近に松明の灯りがぼんやりと見える。門の前に馬番の漢人あやひと、宮の長である六鯨むげと何人かの侍女たちの姿が見えた。


 「燈花とうか様、お帰りなさいませ」


 門番の漢人あやひとが言った。


 「遅くなりごめんなさい。寒かったでしょう?」


 「燈花とうか様こそ長旅で、さぞやお疲れでしょう。積み荷は私どもで運びますので、もう休まれて下さい」


  六鯨むげが言った。彼は橘宮たちばなのみやの侍女や使用人を取り仕切る長だ。彼が意識のない私をこの宮まで運んでくれたまさに恩人だ。


 「六鯨むげさん久しぶりね、斑鳩いかるがから戻ってきてたのね」


 「長らく宮を離れてしまい申し訳ありません」


 六鯨むげが頭をかいた。


 「燈花とうかさま、長旅だったのに、お顔の色が良いですね。やはり宇陀の湯の効果ですか?」


 侍女の小帆こほが栗の籠を運びながら聞いてきた。彼女もまたこの宮の最年少の采女うねめだ。


 「そ、そんな事ないわよ、長旅で疲れたのだから顔色は悪いに決まってるわ」


 自分の顔色などわからないし、もしかすると頬が赤い可能性もあると思い慌てて否定した。


 「そうですか…でも、以前よりもお顔の色が良いように見えるのです。特に頬のあたりも桃色に…」


 と言いジロジロと顔を見てきたので驚いて両手で頬を隠した。小彩こさがニヤリと意地悪く見てきたけれど、コホンと咳払いを一つしこんな時こそ堂々としなければと自分を奮い立たせピシャリと言った。


 「小帆こほ、まだまだ馬車に木の実や果実が入った荷が沢山残っているから、すぐに倉に運んでちょうだい」

 

 「はぁい…」


 小帆こほは納得がいかないのか、頬を膨らませると籠を持って行ってしまった。


 久しぶりの橘宮たちばなのみやは本当に気持ちが落ち着いた。十日ほどしか宮を離れていないがなぜがとても長い間離れていたようにも感じ、懐かしかった。しかしよくよく数えてみれば飛鳥に来てもう数ヶ月経っている。自分の部屋に戻りゴロンと冷たい床に転がり、慣れ親しんだ天井を見上げ目を閉じた。


  はぁ、疲れた…この先どうなるだろうか…茅渟王ちぬおうさまにも返事をしなくてはならないし…


 蝋燭の炎が外から吹き込んだ冷たい風でチラチラと揺れ今にも消えそうだ。色々考えなければいけない事だらけであったが、今までの人生では味わえなかった眠っていた感情がどんどん引き出され、心と感情が色づいていくのがわかった。色々な感情が入り乱れ人生とは本当はこうあるべきなのかもしれないと思った。そう思うと良くも悪くも充実感で胸がいっぱいになった。


 とにかく、今を大切に生きよう…この先何が起きても…そう思いながら深い眠りについた。

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