意図を読むクセ
電車の中吊り広告を見るのが好きだ。
中吊り広告はほぼ一枚の紙でできている。
そしてそこにはその宣伝するべき情報が詰め込まれていなければならない。
その観点で見ると、とても面白い。
たとえば白紙を与えられて、そこに結婚相談所のチラシを書いてみな、と言われたならば。
おそらくだけど黒が基調のチラシを書く人はいないと思う。
結婚というお祝い事を連想させるピンク、白、ゴールドあたりの華やかな色合いが多いのではないか。
当たり前すぎるたとえなのでアレだけれど
そんな観点で中吊り広告をみると、配色や字のフォントの種類や大きさ、写真の配置や選択の仕方などの作者の「意図」を感じる。
出来上がったチラシの製造工程を逆回転させるイメージでぼけっとそのデザインに結果として仕上がった理由を推測する。
特にデザインを学んだわけでもないし、仕事に携わっているわけだはないので専門的なことはよくわからないが、一枚の紙で表現しようとしていることを絵面だけで読み取る(つもり)なのが面白いのである。
そんな観点で作り手の意図を読みながらテレビのCMも見てしまう。
最近、気になるのは牛丼のCM。
特にすき家のCMが気になっている。
以前すき家はファミリー向けのCMが多かったと思う。小さい子供と一緒に牛丼を食べているシーンが結構あって。
まんまと我が子も引っかかって「すき家を食べてみたい」とせがまれ食べに行った記憶がある。
おそらく、当時の戦略としてファミリーを狙っていたのだろなと。
翻って2024年現在。
石原さとみが「すき家」の牛丼を食べている。
これはやはり若い女性客を捕まえたいからなのだろな。しかしなんとなくゴールドマンサックス証券の高級取りの旦那さんをもつ女優、石原さとみと「すき家」の牛丼にはキャラクターと商品のギャップがありすぎるような気がしないでもない。。
敢えての選択なのだろうか。
どちらかというと吉野家と藤田ニコルの組み合わせの方が親和性が高い気がする。。
などと余計なお世話でしかないこの癖。
いつ身につけたのだかわからないけれど、意外と暇つぶしには良いのです。
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