【600PVありがとうございます!】東の国の勇者
ネコを愛する中学生(略してネコ愛)
第1話 父からの贈り物(修正版)
僕は今日、十五歳になる。
この世界では十五歳になると妖精と絆を結ぶことができる。
妖精、それは神の子供と呼ばれる人間と神の中間的な存在のことだ。
妖精は絆を結んだものに力を貸してくれる。
この世界では大半の人が立派な剣士を目指して冒険者になる。
もちろん、僕も剣士を目指している。
村の周りは緑豊かな森や広大な草原が広がっていて、草原には羊や牛がのんびりと草を食む姿が見られ、牧歌的な風景が広がっている。
石畳の道が曲がりくねりながら村を貫く。
その両側には赤や青などの様々な瓦屋根の木造の家々が並んでいる。
朝起きて着替えると、僕は朝食をとるため一階へ降りた。
一階へ降りると父は九十センチくらいの銀色に輝く見事な装飾が施された長剣をこちらに見せる。
「ルビー、誕生日おめでとう。ついに十五歳になったな。これは父さんからの贈り物だ。これを持ち、立派な剣士を目指すんだぞ」
そういい父は手に持っている長剣を僕に手渡す。
そう、父は僕の誕生日のお祝いとして本物の剣をくれたのだ。
「父さん、ありがとう。僕、頑張るよ」
僕は感動してその輝く刀身をじっと見つめた。
やっぱり本物の剣は重たい。
でも、いつかこの剣を使いこなすことができるよう、僕は頑張る。
そう決意し僕は朝食を取る。
つづく
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