第1話 始まり
4月9日 未明
やあ! 僕だよ!
「
今、僕の目の前には、怪物がいるんだけど、どうしたらいいんだろうか?
とりあえず状況を整理しなくちゃならないけど、
それについて考えるには今日あったことについてかんがえなくちゃならないんだ。
そう、あれは今日の朝のこと‥‥‥
――――――――――――――――――――――
4月9日 朝
んっ?
誰かが僕の布団を揺すってるなぁ。
「起き…なさい 起き…なさい 起き…なさい 起きなさああああああああい!」誰かが僕の布団を引っ剥がす。
ぶわああああああっ!
僕はもっと寝てたいのに!
「起きないと朝ご飯は無しだよ!」
それはだめだ、僕は成長期なんだからたくさん食べないとエネルギーがなくなる。
それで、僕はガリガリになっちゃうんだ!
ひえっ、考えただけで怖いや。
「分かったから朝ご飯無しはやめてください。
お願いします。」
「なんで敬語なのさ」
え?なんとなく。
あ、そうそう今話してる人は僕のお母さんだ。
優しい人だってよく言われているのを聞くけど、それは嘘だ。本当は鬼みたいに怖い。
「なんか他人に話したら失礼なこと考えてないかい?」
いやいや、そんなわけないですよ〜〜〜。
「まぁいいや、朝ご飯冷めるよ」
良かった‥‥僕の朝ご飯は守られたっ!
「くだらないこと言ってないで早く食べて」
はーい。
今日の朝ご飯はおにぎりだった。
僕が朝ご飯を食べている間に、僕について教えておこうと思うよ。
僕は小学生でも、中学生でもない。
つまりは小学校は卒業してるけど、中学校には入学していないってこと。
いわゆる春休みだ。
なんにもすることがない時に
これほど楽しいことはない!
そんな時間を過ごしているわけだけど、今日は神社に行くんだ。神社には誰もいないから、あそこは絶好の遊び場だ。
出来れば家でゲームしてたいけど、お父さんが部屋で仕事してるから、家にはいないほうがいいらしい。
別に
じゃあ、行こうかな。
「行ってきまーす」
「行ってらっしゃい」
事前にどこに行くかは言ってある。
だから、すんなり行かせてくれた。
僕の家から歩いて数分のところにある神社である
「
それにこの
それにこの神社は誰もいない。
ムジンシャ?っていうやつらしいから誰もいないんだろうと思う。
さて、何しようかな?
ん?なんだろう?変な感じだなぁ。空気がきたないというか、変なニオイがする。
どこからだろう?
ニオイがする方へ行ってみよう。
――――――――――――――――――――――
はい!
というわけで皆さんこんにちは。
叩兵です。
変なニオイを追う斗真君。
大丈夫なんでしょうか。
では「第2話 邂逅」でお会いしましょう!
さようなら!
(こっから裏話。 実はプロットもなしに書き始めたこの作品、初回公開時から色々変わっています。まず斗真君の年齢ですね。初回では高校生とプロローグに書いてありましたが、この話を書いている最中になんか高校生にしては一般的に幼いんじゃないかと思い、中学生にしてあります。タイトルや注意書き等も追加したり修正してあったりしてます。あと、まだ1話目なのに数十話書いたんじゃないかと錯覚してしまいそうです。では、今度こそ、さようなら!)
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