親指の腹で揉み消せよ
スキップというワンタップ
吾輩は、ワンタップ文化に一言物申したい。
何故、こんなに容易くアカウントをブロック出来る世の中になったのか?
「緊急を要するブロックも世の中にはあるんだ!」
そんな絶叫を聞いたことがあるが、だったら
「緊急ブロック」「一般ブロック」と用途を分けたらいい。
先に用件から済まそうか。JRPGにはストーリーモードが存在して
世界観に惹き込む様々な工夫が採られている。
シナリオ朗読もその一つで、CVを駆使してゲーム全体を盛り上げる。
CV=CHARACTER VOICE(キャラクターヴォイス)
吾輩は、このシナリオ朗読をワンタップでスキップしがちだ。
好きなゲームだから遊戯しているのだが
好きなゲームだから遊戯そのものを先行させたい!
話題を冒頭に戻そう。「緊急」「一般」のブロックについて。
「緊急」の方は仮留め扱いにはなるものの、理由を明記するまでは
ある程度効力が約束され、双方が納得してブロックに踏み切れる。
双方=ブロック申請者と、SNS運営者。
「一般」の方は筋が通った理由がないと受理されず、
正当な理由が書けないと悪戯や虚偽と見做され、警告される。
今の社会では「ワンタップブロック」が常識だ。
気にくわないことがあれば、親指の腹で全部もみ消すことが叶う。
吾輩「が」歴代ブロックして来た輩たちは、みんなやべぇ奴等ばかり。
承認欲求という概念も含んでいいのなら
欲にまみれた奴だらけだった、と回想する。
吾輩「を」歴代ブロックして来た輩たちは
きちんと「緊急」ブロック申請を受理されるであろうか?
「今まで、本当にありがとうね!」笑顔で別れて、ブロック申請!
「皆さん、良き夜をお過ごしあれ」笑顔で別れて、ブロック申請!
労われて、祝福されて、数時間後はブロック名簿入りですかい!
不条理な吾輩のシナリオ朗読。CVは神谷明さんで。
「ワンタップブロックなんて、桂ちゃん、もっこりごり!」C:冴羽獠
「お前はもうブロックを……押している」C:ケンシロウ
「屁理屈のキッパリは、要らんのですよ」C:キン肉スグル
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