第3話
夜
明日は異能力がどの位のもんか試してみるか
スシュアはそう呟いていた、異能力が発現してから24時間以上経過しているのに能力を試していないのには理由があったそれは死にたくないからである。
この世界の異能力は使った瞬間取り返しのつかない事になるものやおおよそ人とは思えない姿になる事も珍しくはないからであるリーリャのデュアルマジックは前例があるため直ぐに使ったがスシュアの能力は前例がこの街には無いため決心が着くまで使わなかったのである。
はぁ自己治癒力強化とこの治癒力を力に変えるなんて都合が良すぎるだろやっぱりこの世界はおかしいそれに力が降りてくる感覚あれはなんなんだ痛みでも苦しみでも快楽でも無いあれは今の言葉では表せないまぁ明日異能力を試すためにも早く寝るか
翌朝
カーンカーンと言う鐘の音とともにスシュアは起きた
なんだなんだ鐘が2回?敵国の軍?魔物?それとも
ドーン
激しい音が外壁の方から聞こえる
とりあえず母さんとリーリャを探さねぇと母さー
ドーンガラガラという音が鳴る
門が壊れたのか?早くしねぇと大変なことになる兵士達は何やってんだよ
スシュアー早くー
リーリャ!母さんが何処にいるか分かるか?
えっお母さんいないの?
家にはいないみたいだ安全なところにいればいいんだが
心配なのは良いけど早く裏門まで行こうそこまで行くうちにいるかもしれないし
そうだな
2人が家から出ようとした瞬間スシュアの元に何かが飛んできた
ぐじゃぁ
とても人から鳴っていいとは思えない音がスシュアの腕から鳴る
っっっ!腕がぁぐうぅぅぅあぁぁ
スシュア!ツインヒール
ヒューヒュー
肩で息をするほどの痛みスシュアがこれまで受けた痛みの中でも1番痛いのだからそうなるのも無理はない
何よこれ?骨に穴が空いているの?それはヒールの治癒範囲外なはずなのになんで治るの?ツインヒールでも治せるのは筋肉と血と皮位なのに
スシュアの自己治癒力強化の異能力の力なの?
ふーふーあぁおそらくなというかそれしか無いだろう
スシュア喋らない方がいいわよとりあえず止血は出来たからこの板で固定しておくからゆっくりでも裏門まで行きましょ
あぁ助かる
次回 外壁付近にて
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