【邪悪と戦う小さな光】
笛吹魔音
【邪悪と戦う小さな光】
【邪悪と戦う小さな光】
作:笛吹魔音+(ぴこ)
レヴァン(18歳♂)特殊技能 ???所持品:ショートソード
ミーティア(18歳♀)特殊技能 癒しの陣→味方の体力を回復するが代わりに自分がダメージを受ける。所持品:ヒールロッド(自身を回復する為)
セッティ(22歳♂)特殊技能 収束の呪術→全ての魔法を一纏めにして放つ(別々でも発動)所持品:マジックロッド、ウイングドブーツ
ヒース(25歳♀)特殊技能 攻守の祈り→仲間全員の攻撃と守備を倍にする。所持品:魔力測定器
邪神リファード(♂)特殊技能 ???
N(ナレーション)
読みの難易度
レヴァン☆3
ミーティア☆3
セッティ☆3
ヒース☆3
邪神☆1
ナレーション☆危険
______________________
N「ここは魔物討伐ギルド。賞金首を狙ったりクエストで給料をもらって生活する人もいる。そんななかに…。」
レヴァン「僕も早くDランクに行きたい!」
ミーティア「うーん、もう少し強くなってからかな?」
セッティ「そうだな、焦っても仕方ないぜ?死んだらお終いだからな。」
レヴァン「二人は強いからそんな事言えるんだよ!」
N「そこに麗しい女性が現れた。」
ヒース「あんたスライム5匹にネバネバにされて困っていたのを助けたの忘れたのかい?今度はゴブリンに棍棒で殴られるよ。」
セッティ「ギルド長!そうなんですよ、もっと言ってやってくださいよ。本当言う事聞かないんっすよ。」
ミーティア「ギルド長さん、お願いします。」
ヒース「レヴァン、あんた私と1体1(タイマン)で勝てたら明日Dランク試験受けさせてやるよ。」
レヴァン「えー、それって絶対無理じゃないですか!」
ヒース「じゃ、大人しく訓練してな。」
レヴァン「はーい。」
ミーティア「明日は癒しの陣のコツを教えてあげますから、我慢してください。」
セッティ「俺も収束の呪術のコツ教えてやるよ。お前何も使えないからな…。剣も魔法もダメ…なんでなんだろうな。」
レヴァン「それ、僕に言わないでよ。一番気にしてるんだから。」
ヒース「レヴァンの親父さんは王国聖騎士団長、お袋さんは王国宮廷魔術師首席だっけか?」
レヴァン「はい、そうです…。」
ヒース「お前本当は拾われっ子なんじゃ?」
レヴァン「…えっ!?」
ミーティア「ギルド長さん、からかい過ぎですよ?」
セッティ「でも、そう思っちまうのも普通かもな。俺も不思議だからな。」
ミーティア「セッティまで!ご両親だって努力の末にその立場に着いたのかもしれないじゃないですか!」
レヴァン「ミーティア、いいよ、本当に僕も不思議なんだよ。みんな親のこと凄いって言ってくれるけど僕自身は出来損ないだからさ。」
セッティ「でもよぉー、俺は出来損ないであってもレヴァンの事は大切な友人だぜ?外面は出来なくても、お前は中身が出来てる良い奴だしな。」
ミーティア「セッティ、あなたちゃんと見てるのね。私も同じ事思ったわ。」
ヒース「喋ってる暇があったら、とっとと特訓してきな!レベル上がるまで帰ってくるんじゃないよ!」
レヴァン「うわっ!」
ミーティア「きゃっ!」
セッティ「おっかねー…。」
間
セッティ「スライム5匹狩るのにどんだけかかるんだよ…。前よりは楽になってる気がしないでも無いけど。」
ミーティア「成長は急にはしないですよ。ゆっくり行きましょう。」
レヴァン「ネバネバする…。でもレベルは上がったみたいだ。」
セッティ「じゃあギルドに帰れるな。」
ミーティア「でも…成長はほとんどしてないみたいですね。覚えた特技も無さそうですし。」
レヴァン「明日Dランク試験行けるかな…。」
セッティ「んなもん、やってみねぇとわかんねぇだろ!?失敗したら次の機会だ!」
ミーティア「いい事言いますね。その通りです。何でもかんでもすぐ成功させようと焦らなくていいんですよ?」
レヴァン「でも、みんなに迷惑が…。」
セッティ「今更何言ってんだよ!捨てるならとっくに捨ててるぜ。」
ミーティア「私達は何があっても見放しませんよ。安心してください。」
レヴァン「ありがとう…!」
N「三人の友情はとても素晴らしいものです。しかし、そんな日々の中で恐ろしい事が起ころうとしていました。」
______________________
邪神「…足りない…。」
邪神「まだ…足りない…。」
邪神「生贄が…もっと必要…。」
邪神「我が血肉となるもの…。」
邪神「魔力を寄越せ…。」
邪神「この城の者を喰らい尽くす…。」
邪神「そして、いずれ人間界、そして天界をも喰らい尽くす…。」
邪神「今しばらく休むとしよう…。」
______________________
レヴァン「んー、いい朝だ!絶好の試験日和!」
セッティ「良かったな!いい天気で!」
ミーティア「そうですね、これなら敵が探し易いです。」
ヒース「本日はDランク試験だ!みんな用意は整ってるか?試験内容はゴブリン20体倒し、その証拠を持ってくるという事になってる。一応万が一の為仲間にはインカムを持たせている。トラブルやリタイアの際に使ってくれると助かる!それでは行ってこい!」
レヴァン「うぅ…緊張する…。」
セッティ「大丈夫だ、俺が囮になって一体ずつ誘き出すからその隙に倒せ。」
ミーティア「私は傷付いたら癒しますので。だからと言って無茶しないでくださいね。」
レヴァン「わ、わかった…。」
間
間
間
セッティ「よし、20体行けたな!証拠は…棍棒でいいのか?」
ミーティア「そうですね、棍棒で充分かと思います。」
レヴァン「手伝ってくれてありがとう…。これでDランクになれる。」
セッティ「Cランク行く時はまた手伝ってやるよ!俺が爺さんになってなきゃな!」
ミーティア「ふふふっ、そんなにかからないと思いますよ?」
レヴァン「……しっ!なんか聞こえる!」
セッティ「他のパーティーじゃねぇの?」
ミーティア「私の耳には何も…。」
レヴァン「いや、すぐそこ…っ!来るよ!」
N「森の奥から巨大なオーガが現れた」
セッティ「あれは、やばいな。普通のオーガでさえCランクは必要だから、あいつは俺と同程度のBランクかそれ以上だな…。」
ミーティア「早く逃げないと…。」
セッティ「無駄だ。あいつと目が合ってる。俺たちに気付いてる。…そうだ、インカム!ギルド長、大変です。森に巨大なオーガが現れました。強さ的にはBランクかそれ以上。今三人で居ますが目が合ってしまっているので逃がしてくれる感じはしません。至急応援お願いします。」
ヒース『了解。レヴァンとミーティアは戦えないからセッティあなたが囮になって引き付けて。その間にギルド部隊で森に進行します。』
セッティ「わかりました。なるべく急いでください。」
ミーティア「ど、どうしよう。怖いよ…。」
レヴァン「大丈夫、ギルド長とメンバーとセッティを信じよう?」
ミーティア「うん…。」
セッティ「ってなわけだ。お前らは俺が囮になっている間に何処か見つかりにくい場所に隠れててくれ。魔法で撹乱するからなるべく当たらないようにな?」
レヴァン「わかったよ…。でも気を付けて。」
セッティ「この俺を誰だと思ってるんだ?収束の呪術師と呼ばれているんだぜ?逃がす時間くらい楽勝に稼げるぜ。」
ミーティア「お願いね…?」
セッティ「ああ、任せろ!」
N「セッティは魔法でオーガを誘導しながら走っていった。」
レヴァン「さぁ、隠れよう。」
ミーティア「うん、あ、この時間に癒しの陣のコツ教えてあげる。」
間
間
間
セッティ「さて、狩りでも始めるか!オーガは…そこにいるのか。なら、空を漂う雷の精よ。一筋の閃光となり敵を貫け!ライトニングレーザー!」
N「通常ならかなりの威力があるはずなのだが、敵の装甲が厚いか巨大だからなのか、さほどダメージは通っていないようだ。」
セッティ「チッ…あのデカブツには通らねぇか。場所もバレてそうだし移動するか。」
間
レヴァン「ふむふむ、癒しの陣はこうやって書くんだね。術式難しくて僕には出来なそうだと思っていたよ。」
ミーティア「あのね?難しく考えなくていいの。考えるのは才能がある人。普通の人は努力の方が大事なの。」
レヴァン「そっか、でも僕は普通の人より劣ってるからなぁ。」
ミーティア「そうやって自分を卑下しない!もっと自信持ちなさい!」
レヴァン「ご、ごめん…。」
ヒース「今日試験の人達この辺にいる?」
ミーティア「あ、ギルド長さんだわ。」
レヴァン「助けに来てくれたんだね。早く行こうよ!」
ミーティア「あ、待ってよー!」
間
セッティ「ここならバレないよな…。焔の精霊よ、大蛇となりて彼の者に絡みつけ!ブレイズチェイン!」
N「巨大なオーガに対抗すべく巨大な大蛇を模した鎖で絡め取る。流石にオーガもキツイのか、咆哮をあげる。焼けた肉の気持ち悪さに堪らず吐いてしまうセッティ。」
セッティ「うげっ、本当の焼肉は美味いのになんでこういうのは吐き気催すかね。てかギルド長、そろそろ魔力枯渇しそうだぜ?」
ヒース『セッティ、大丈夫?無事でいる?』
セッティ「あ、はい、魔力枯渇しそうですが、何とか無事です。」
ヒース『レヴァンとミーティアは先程無事保護したわ。巨大なオーガは今何処にいるの?』
セッティ「森のだいたい真ん中くらいです。」
ヒース『そう、わかった。あなたも森の入り口まで戻って来なさい。みんな待ってるわ。あと、みんなに後で話があるから。』
セッティ「なんか、悪い話みたいっすね。」
ヒース『ええ、そうよ。まぁ、話は戻ってからするから覚悟しておいて。』
セッティ「わかった。」
間
レヴァン「セッティ、無事で良かった!」
ミーティア「本当、よく逃げきれたと思う。」
セッティ「まぁ、俺だからかな?ははは!」
ヒース「そろそろ、いいかしら?話したい事があるって言ったでしょ?」
セッティ「あ、すんません。」
ヒース「ここに来る前に王国から通信が入ったわ。この世界の村、町、城3分の1を除いて消えてしまったそう。」
ミーティア「集団失踪…という訳では無さそうですね。」
ヒース「そうね、その考えは違うと思う。何故ならその土地には大量の血痕が残されていたそうだから。」
レヴァン「えっ、世界中にギルドありますよね?魔物退治出来なかったんですか?」
ヒース「いえ、ギルドもギルド長も全て滅ぼされていた。そして気になったのは、魔力の残りカスよ。しかもちょっとやそっとじゃないくらいのね。」
セッティ「はぁ?あんなデカいオーガだけでも苦労してるのにそれ以上のがいるのかよ!」
ヒース「残念だけど、残った人達で何とかこの世界を守らないといけないわ。」
N「突然森の奥から人間の悲鳴が聞こえてきた。」
レヴァン「みんな、行こう!」
セッティ「レヴァン、お前はここに残れ。なんの能力もないやつが今行っても無駄だ。」
ミーティア「それはそうだけど、ちょっと言葉に棘ありすぎない?」
ヒース「でも、本当の事でしょう?命はとても大切なんだから戦えない人は置いていくしかない。ミーティアあなたもね。」
ミーティア「私は確かに戦えませんが、人を癒すことが出来ます!」
ヒース「では、一撃で死んでしまった相手を癒せるの?」
ミーティア「そ、それは…。」
レヴァン「それでも、僕は行く!」
セッティ「レヴァン、大人しく言うこと聞いとけよ。お前が狙われた時点で隙が出来るんだ。」
レヴァン「ごめん、それでも僕は行く。連れて行ってくれないなら着いていく。」
セッティ「はぁー、頑固だねぇ。」
レヴァン「なんとでも言えばいいさ。」
ミーティア「わ、私も着いていきます!」
ヒース「もう、勝手になさい。行くわよ、セッティ。」
セッティ「うっし!」
N「森の奥へ行く途中人間だった物がゴロゴロと転がっていた。血の匂いに噎せ返る。」
ヒース「ちょっと…何よこれ…。」
レヴァン「どうかしたんですか?」
ヒース「ギルド最強のSランクメンバー10名連れてきたのよ?それなのにこの状況は何?」
N「ギルドメンバー全員が力尽きていた。傍らには巨大なオーガも首を切られて倒れていた。」
セッティ「ギルドメンバーがオーガを倒したわけでもなさそうだな。」
レヴァン「剣を扱えない僕にもわかる。こんなに巨大なやつの首をはねるのは常人にも無理だ。」
ミーティア「という事は、その敵はまだこの森に居るかもしれない?」
ヒース「私たちだけではどうにも出来ないわ。今すぐここを出て王国に助けを求めましょう。」
邪神「ふふふっ、それは無理ですよ。」
レヴァン「誰だっ!」
邪神「これはこれは、挨拶を忘れてしまって申し訳ないですね。私は邪神リファード。今、世界を混沌に陥れてる元凶とでも言いますか。」
ヒース「邪神リファードですって?」
邪神「おや?あなたは私を知っているのですか?会ったこともないのに。」
ヒース「書庫を漁っていた時に文献に載っていたのよ。」
邪神「なるほど、賢いお方だ。しかし、それも今日で終わりですよ。私に遭遇した事を悔やみながら死になさい。」
N「邪神はまずヒースに鉤爪で襲いかかった。胸元を引き裂かれたヒースは大量の血を流して崩れ落ちる。次に狙われたのはセッティ。素早い動きで相手をするが足を切り落とされ気を失う。ミーティアは癒しを施している背後から鉤爪で抉られ口から血を流し倒れ込む。」
邪神「おや?あなたは立ち向かって来ないのですか?大切な仲間を放置して逃げますか?」
N「レヴァンはその挑発に乗ってしまったが、足や言葉が震えてなかなか行動に移せない。」
レヴァン「うおおおおおっ!」
N「やっと動けたも、邪神には容易い行動だったようで遊ばれてしまう。剣と鉤爪のぶつかり合い、しかし強度は鉤爪の方が遥かに上のようだ。剣が折れてしまう。」
邪神「私の勝ちのようですね。それではこの三人は頂いていきますよ、生贄としてね。」
N「この時、レヴァンの中で何かが弾けた。」
レヴァン「大切な人達を渡すものか!喰らえ!母なる大地よ、大切な人を守り抜くため力を貸し給え!鋼さえも打ち砕く力で敵を屠れ!破壊陣!」
邪神「な、なんだと!?魔力を感じなかったお前が魔法だと!…くっ、この場は一旦引きましょう。そして三人は返しますよ。何れまた戦う日が来るでしょう。それまでに完全体となった私に勝てるか、楽しみですね。ふふふ。」
N「レヴァンは一人で三人は運べないので村の人たちを呼んでくることにした。」
間
レヴァン「ち、血が止まらない…。ど、どうしよう、このままじゃみんなが…。こうなりゃ、一か八か賭けるしかない!」
N「ギルドメンバーや村人が見守る中、レヴァンは三人の身体の周りに陣を書き始めた。」
レヴァン「どうか、叶って!天界に住みし癒しの天使よ、我の前に。眼前の傷付きし者たちを癒し給え!癒しの陣・改!」
N「辺りが神々しく光り輝き、その光がおさまった時三人の身体には元から何も無かったように傷一つ残っていなかった。」
N「ギルドメンバーや村人は歓声を上げみんなで抱き合い喜んでいた。レヴァンは魔力が枯渇して倒れ込んだ。」
間
間
レヴァン「ん…あれ…ここ何処だっけ?」
ヒース「自分の家も忘れたのかい?」
レヴァン「ギルド長、い、生きてますよね?足ありますか!?」
ヒース「人を幽霊扱いするな。他の二人も無事だ。本当はもう少し休んでいてもらいたいのだが、王国からの指示でね、ちょっと検査をさせてもらいたい。」
レヴァン「あ、はい、了解です。」
セッティ「おーい、レヴァン起きたかー?」
レヴァン「起きたよ。」
ミーティア「レヴァンのお陰で助かったと皆さんから聞いたのでお礼に来たんです。」
レヴァン「いや、僕気絶しちゃったからハッキリ覚えてないんだよね。」
ヒース「……コホン。話いいかしら?」
セッティ「あっ、すみません。」
ヒース「レヴァン、あなたにはもう一度ギルドテストを受けてもらいます。入った時は魔力が最低値でしたが、今の数値を記録したいと王国からの申し出です。」
レヴァン「わかりました、どうすれば…。」
ヒース「この機械を集中して触れていれば大丈夫です。」
レヴァン「それだけですか?」
ヒース「入団の時もそうだったでしょう?」
レヴァン「確かにそうでしたね…えっと…。」
N「機械に触れながら集中する。深い所までは集中出来たのだが突然ストップがかかった。」
ヒース「……っ!?…これでは測れないようね。こっちで試してもらえる?」
N「レヴァンがこっそり機械の測定を見ると針が振り切れていた。これはSランクまで用らしい。」
レヴァン「わかりました。さっきと同じですよね、きっと。」
N「機械に触れさっきと同じように集中する。深くもっと深い所まで集中。そしてOKの返事が聞こえた。」
ヒース「………!?これは、王国に報告しないといけないわ。」
セッティ「なんだよ、俺たちにもわかるように教えてくれよ!」
レヴァン「そうですよ、秘密にされるの嫌ですから。」
ヒース「ミーティア、あなたも聞く勇気ある?無いなら退出して?」
ミーティア「あ、あるに決まってるじゃないですか!私にも使えない威力の陣を使っているのですよ?聞いておくべきだと思います!」
ヒース「わかった。では、教えるわ。レヴァンのランクはLSよ。」
セッティ「LS?ギルドの人間はSランクが最高で、ギルド長のみSSSなんじゃないのか?」
ミーティア「私もそう聞きました。しかしLSとはどういう事なんですか?」
ヒース「セッティ、あなたはあのオーガに自分と同程度つまりBランク又はそれ以上と答えたわね?普通に考えれば、自分と同程度かそれ以上なら普通はわかるはずなの。でもこの世界に最上位の魔物はAかA+稀にSランクの魔物がいるだけなの。しかしこの前の邪神リファードは、こっそり数値を測ったらLSランクと出た。」
セッティ「ちょっと待ってくれ!そもそもLSランクってなんなんだよ!」
ヒース「これは王国の文献に載ってたから、正しいと思う。LSランクとは神または魔王の領域って書いてあった。」
ミーティア「LSランクが神や魔王の領域…。という事はレヴァンも神か魔王の領域にいるの?」
レヴァン「で、でもっ、僕は普通の人間だよ!そんな神とか魔王とかわからない!」
ヒース「レヴァン、だから王国へ報告と言ったでしょ。その謎を解明してくれる学者がたくさんいるところだから。」
レヴァン「……っ!僕は死んだ親父とお袋の子供だ!」
セッティ「レヴァン落ち着け。お前の親がその二人だってのは俺達だって知ってる。普通の人間でもその結果が出るやつがこの世の中に何人かいるかもしれないんだ。」
ミーティア「そうだよ、セッティの言う通り。今まで出なかっただけで、本当は何人も居たかもしれないんだよ?ギルド長さんを信じて待とう?」
レヴァン「……わかったよ。」
セッティ「ちなみにLSってなんの略っすか?」
ヒース「確か、文献には『レジェンドスペシャリティー』とか書いてあったかしら?古い文献だったから文字が掠れて見えにくかったわ。」
セッティ「ありがとうございます、ギルド長。」
ヒース「ついでにセッティとミーティアも測っとく?」
セッティ「え!いいんすか?お願いするっす!」
ミーティア「私も測ってみたいです!」
N「セッティとミーティアも魔力測定することになった。セッティはBランクからSランクに上がり、ミーティアもCランクからAランクに上がっていた。LSランクと対峙したから当然かもしれない」
間
間
邪神「……くっ…!あの小僧に付けられた傷の治りが遅い。この光の聖印のせいか。聖印の届かない闇のカプセルで少し休むとしよう。小僧、次は無いと思え!次こそ殺してやる!あの仲間もだ!」
続くか続かないかはあなた次第です。
多分続かないだろうなぁ。
#6人声劇用台本
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます