第5話

 そして、優は絶望のどん底にいた気持ちだったが、


 彼への虐めは止まらず、


夏 「こんなの、大切にしているの?」


秋 「気持ち悪い。まだ現実が見れてないんだ。」


夏「ねぇ、優。流石に春も悪かったと思うけど、こんなのいつまでも付けてると流石にこっちも怖いからさぁ」

  

 優「違うそれは!!」


それは大切な母親から貰った物・・・つまり形見だったのだ。


 ヒロ「ほれ」


 そして、ヒロに取られてしまった。


「辞めて、返して!それは!」


優は説明する理由もなく、彼はそのストラップを破壊した。


 優「あ、あ、あ、」


 優はバグったように、声を出している。


 夏「ちょっと、これガチやん。やばぁ、気持ち過ぎでしょ」


ヒロ「壊してよかったよ。なぁ優、これで少しは現実を見ろよな、なぁ」


秋「・・・気持ち悪い」


 一部は、優に恐怖していると口にして、一部は優に対して虫のよう汚物のような扱いをする。また一部は優を心配したようなことを話しているが、


 顔は共通して笑っていた。



「・・・」


だが、そんな笑い声も届かず、優は完全に一人の世界には入っており、




 

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