最強の吸血鬼はダンジョンが、現れた世界で無双する
@yyotyo
第1話 200年ぶりの日本
俺は、200年前から無人島にいる。
なぜ、200年以上生きているかというと俺は人間じゃない。俺は吸血鬼だ。血さえ飲んでいれば、死なない。だから、今日も血を求めて、穴に潜る。
穴、それは無人島に来て、すぐに見つけた。穴には、見たことがないものがたくさんあった。
まず、穴に入って見たこともない生物に出会った。そいつは、体長が5m位あり熊のような見た目だった。熊のような生き物は、強かった。まぁ、吸血鬼の俺は魔法が使えるから、余裕で勝ったけど。
そして穴は、深かった。熊のようなものや、虎のようなもの、様々な生き物と戦った。それが強ければ強いほど、楽しかった。そんな、調子で戦い続けて、200年経ったわけだ。
だけど、最近大きなトカゲのようなものを、倒したせいで穴がなくなった。俺は、絶望した。また、暇を持て余すのかと。
だが、違った。
俺がもといた国、日本の方から、穴から漏れていた謎の力を感じるのだ。それからの、俺の行動は早かった。
というわけで、今は日本に向かっている。
どうやってか、というと空を飛んでいる。前にも言ったが、俺は魔法が使える。魔法は便利だ。魔力さえ、あれば大抵のことは、できる。俺の魔力は、めちゃくちゃ多いので魔法で、できないことはほとんどない。
そんな事を、言っているうちに日本についた。正直驚いた。めっちゃ、文明が進んでいる。人間すご~い。
だから、頼ることにした。誰かって?それは、俺の眷属の葵だ。300年位前に、眷属にした。葵、元気かな?ちなみに、眷属も血を飲めば、死なない。
索敵魔法、これで、葵を探す。そしたら、案外近くにいた。なんか、高い建物にいたから、行くか。
高い建物に、言っている間も驚いていた。人が多すぎる。空を飛んでいる所を見られても面倒なので、姿を消しながら行った。
そして、ついに葵のところまでこれた。
「葵、久しぶり」
声をかけると、葵は、手に持っていた書類を全て落としてしまった。
「夜、様?」
「あぁ、そうだよ」
そう、俺の名は夜。久しぶりに、自分の名前を聞いた。
葵は、相変わらず可愛かった。まぁ、眷属になった時点で老けないんだけど。それに、葵の血は美味しい。
「夜様!!、夜様!!」
葵は、俺を見るなり抱きついて泣いてきた。
「よ〜しよし」
葵の頭をなでて、やったら嬉しそうにしていた。この感じ、懐かしいな。
それから、10分ぐらい葵は泣き続けた。
そして、葵から色々情報を聞いた。どうやら、日本いや、世界中に10年前からダンジョンと呼ばれるものが、出現した。おそらく、俺が潜っていた穴もダンジョンなのだろう。
各国がダンジョンに軍を投入した結果、ダンジョンには魔物が生息しており、魔物を倒すことで魔石というものが、得られるらしい。魔石は、様々な可能性を秘めておりエネルギー不足などを解決したらしい。
他にも、ダンジョンに潜った人は魔力の恩恵を受けれるそうだ。魔力の恩恵は、身体能力の向上や魔法を使えるようになったりと。
だが、ダンジョンは危険だ。軍を投入しても、帰ってきたのは数人らしい。
さらに、年に数回スタンピードと呼ばれるものがあり、ダンジョンから魔物が溢れ出てくることもあるそうだ。
そこで、探索者協会を作り、探索者を募りダンジョンへの対策をした。その結果、スタンピードをある程度防ぐことは、できるようになったらしい。
「で、そのダンジョンは何個ぐらいあるわけ?」
「全世界で1084個ほど、確認されており、日本には、93個あります」
「俺も、ダンジョン潜りたいんだけど?」
「わかりました、潜れるように手配しておきます」
俺は、この日探索者になることを決めた。
彼が、伝説になることをまだ、誰も知らない。
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