(死を)こいねがう夏
無数の手、壁面、手首、
果汁絞るように手首を絞ること。皮、脂肪、肉、血、血、血流れき。
森田童子「逆光線」
夏の日に寝そべりて聴け「逆光線」 「やさしく発狂」せるは
「放っとくとどんどん伸びる」と沼地にて手首刈る時むぎわら帽子
異形なる者らの
お地蔵さん、静かに静かに
人らみな誘蛾灯のすがたして注意経済。争へ人の子。
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