第10話 部活3(*大量発生)
朝練は後でするとして、私と千紗は今日の問題にある単語登録を確認することにした。
「はい、優奈これはなに?」
そう言って、ありますを指す。
「これは…**だ!」
「ん、正解。じゃ、これ。であるはなに?」
「*」
「正解。‥ありがとうは?」
「**」
「正解。だろう」
「えっ、なに?*?―違う?えっ、分かんない」
「だろうはね、**」
「あー、それか。**か」
「うん。覚えた?」
頷く。
「よし、わたしたち」
「*」
「かもしれない」
「**」
「アメリカ」
「*」
「中国」
「*」
「高齢者」
「**」
ここまでは間違えず、答えれた。
「優奈、すごいじゃん。じゃ、ということは?」
「なにそれ…。単号登録あるん?」
「あるよ」
あるんだ。
「―わからん」
「そっか、これはね**」
「**なんだ」
「うん」
やっぱ、千紗はすごいな。私なんて全然単語登録覚えていないの、ちゃんと先輩が言った通り覚えている。
…
休憩時間が終わり、私たちは文章が置かれた台の前に集まる。
寒川先輩が話す。
「一本目です。植木さんが、2153文字打っているので簡単だと思います。はい」
言い終わるのと同時に、皆席に戻ろうとする。
「あっ、ちょと待ってください」
部長が止める。
「遠征まで約4週間なので、単語登録をみんなで確かめようと思います。はい、じゃ、始めにこれ。―私、寒川君」
文章を取っていた先輩に問題出す。
「*」
迷うことなく答える。
「正解、次は、思います。真由香」
「**」
「正解、なかなか。千紗」
「**‥です」
「最後に、優奈。成長」
「**」
千紗に教えもらったばかりだったから答えられた。(ありがとう、千紗)
「正解、さぁ、打とうか」
そう言い、席に戻ろうとした六車先輩を先輩が止めた。
顔がニヤついてる。
「ねぇ、夏帆。これはなに?」
できませんを指す。
「**」
(答えるの早。さすが、部長だ)
「これ、ありました」
「**」
「である」
「**」
「税金」
「*」
「消費」
「*」
「経済」
「*」
「世界」
「*」
「産業」
「*」
単語登録が1本目じゃなくなっている。
口を隠しながら、千紗に話しかける。
「すごいね、部長。あんなにポンポンと単語登録を答えるなんて」
「そうだね。私もあんなに覚えれていないから見習わなくちゃ」
「うん」
「しかし、先輩もよく単語登録思いつくね」
―
使用している単語登録は、部活外口外禁止なので伏せ字(*)にしています。
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