首が落ちたら笑えない -ブラックコメディ映画の鑑賞記録-

津麦縞居

はじめに

以下は、ツッコみどころ満載の映画について書く前に、好みのジャンルについて語るだけの序文です。目次から、ご興味のある記事だけを読んでいただいて構いません。



ホラーやミステリー、恋愛、歴史……。

数多くのジャンルの映画を観ていると、思うことがあります。

「私、ブラックコメディが好きかも」と。

皮肉のきいたストーリーは、笑えるようで笑えない不思議な感覚をもたらしてくれます。

事件が起こったから主人公が奮闘して解決する!……、みたいに一筋縄ではいかない。

ブラックコメディは、世の中の理不尽さや残酷さを見事に描き切っていることが多かったりして。


こんな感じでブラックコメディの魅力をひしひしと感じているのですが、このジャンル、表向きには「ホラー」だったり、「サスペンス」だったりするのです。ある意味では、『映画の隠し要素』と言っても過言ではないのでしょうか。


「全体をみたときのジャンルはミステリーだけど、ブラックユーモアを感じるシーンがあった!」

という映画もあります。このようなシーンが沢山散りばめられていると全体の印象がまた変わりますが、私は、「ジャンルとしてのブラックコメディは、映画の主題自体に皮肉が込められているもの」なのだと考えています。

こんな感じで、要素は要素、ジャンルはジャンル、で定義しています。

しかし、ジャンル分けには多様な考え方があったり、実は厳密な分け方があったり、そのあたりについて私はよく分かりません。

ただ、映像の隅々まで追わなくても、”それ”はしれっと描かれています。

中には、そいういうジャンルなのか、定番のジョークなのか、判断に悩む映画もありますが……。



――記事を通して、ブラックユーモアの利いたブラックコメディ映画が好きな方と語り合えますように……!


そんな下心を秘めつつ、映画についてあれこれ書いていきます。

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