第3話 青い惑星の英雄
ジスタ領地にて、領地開拓を始めて2日目にして、10軒の家を設立。
地下処理場を設置しスライム×1000による衛生面の設立。
歌歌のアイによる作物成長作戦。
その作物を1部光闇テンパスによる転売により新しいスキル書次元ボックスとレベル概念を習得。
この世界にはレベルという概念は存在しない。
スキルと肉体の強さのみであったが。
伝説のクワを使用し続ければレベルは上がるはず。
それも急激にだがそれは果てしない道程。
食べ物には困らない。
現在領民はカイル、ジーバ、リラ、歌歌のアイ、光闇テンパス。
【異世界英雄召喚を達成しました】×1
【衛生面の達人を達成しました】×1
【転売を達成しました】×1
【建物が10軒以上を達成しました】×1
【異世界バラミアからの来訪者が1人以上を達成しました】×1
「よーし5回になったのでガチャしまーす」
【X級=源義経】
【B級=牧場】
【C級=家畜全般×100】
【C級=家畜の餌1年分】
【X級=神速ゴロー】
「とりあえず出すぞ」
まず、英雄を後回しにして、牧場を緑マップにて設置。
少し住宅街より離れた場所に。
次に家畜全般を取り出し。
鶏、牛、羊、ヤギ、豚などが出現。
合計で100になる感じだ。
次に餌小屋に1年分の家畜の餌を収納。
次に源義経と神速ゴローを取り出す訳だが。
【源義経は異世界ではなく地球と呼ばれる惑星の英雄です。源平戦争ののち死亡して地獄にてタルタロスとの終わりなき戦争に明け暮れる英雄の1人です】
【神速ゴローは異世界バラミア出身で、止まると死ぬ体をしています。永遠に神速で走る必要があります】
源義経の頭上に現れているレベルは100であった。
それがとんでもないレベルである事は理解しているつもりだ。
神速ゴローは即座に走ったので見る事が出来ない。
《こちら神速ゴロー、いかようにでも命令してくれ、止まる事が出来ないので念話での会話を許してくれ》
「了解した」
「ここはどこだ。悪魔達が見当たらないが、宙に地上がある訳ではなく、ちゃんと青空があるではないか、灼熱の大地ではなく、草原があるではないか」
「源義経さん、俺はカイル・オリゲートです」
「ふむ」
「この大地に領地を開拓しています。力を貸してくれませんか」
「良いだろう、この源義経が力を貸そう」
「牧場とかのお世話って出来ますでしょうか」
「おう、任せろ」
源義経はそう言うと走って牧場がある方角に走っていった。
彼の姿はこの世界では異様かもしれない。
見たこともない絹のような衣服。
兜のようなものを着用し、鎧のような分厚い衣服。
本当に不思議だった。
ちなみに神速ゴローをチラ見する事に成功した。
レベルは100であった。
【地球来訪者達成】×1
【異世界バラミアの来訪者3人目達成】×1
そうして俺はまた2回ガチャを回すのであった。
【B級=採掘場】
【B級=伐採場】
次に出てきたのは採掘場と伐採場であった。
緑マップにはどこの場所なら鉱石が出やすいかを検索する機能があった。
それで採掘場を山の近くに設置した。
次に伐採場だがここは緑が中途半端に実った荒野。
木々なんて全然ない。
カイルは思考を張り巡らすと。
次に行った事。
「なぁ、これさ、果物の種を植えまくってさ、歌歌のアイで実らせたら、木々が出てき伐採して木材になるよな」
「確かに、名案ですな」
ジーバ執事長が頷き。
荒野の一角に伐採場を設置した。
採掘場も伐採場も働ける人がいないのが問題で、今後ガチャで当てる必要がありそうだ。
「とりあえず俺はクワで伐採場の畑を耕すさ、ジーバとリラは休憩しててくれ」
「これは、おお、これは、カイル様がちゃんと働いております」
「ジーバ、カイルはバカじゃなくなったみたいね」
「うるせい」
カイルはそう笑った。
畑を耕し続けた。
ひたすら耕した。
クワを振るというノルマが次から次へと達成されていった。
合計で5回分のノルマが達成された。
レベルは2になり、3になり、4になった。
そうして20まで上がり続けると、なよなよだった肉体に筋肉がついてきた。
そう簡単にへばったりしないようになった。
現在俺は速読で休憩がてら本を読んでいる。
ぼろぼろで朽ち果てた領主の館ならぬ屋敷には沢山の本があった。
頭の中で整理しながら、情報を吟味していく。
領地開拓に必要な知識がふんだんにあった。
神の声が色々と助言してくれるのには助かった。
まるで家庭教師のような役割を持っていると思った。
【読書100冊を達成しました】×1
【賢くを達成しました】×1
【読書家を達成しました】×1
【英知を達成しました】×1
【速読ベテランを達成しました】×1
合計で10回分のガチャがたまった。
カイルはにんまりと笑うと。
ガチャを回すのであった。
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