日々の雑感 〜言霊

 日本には「言霊ことだま」という捉え方がありますね。


「言葉には霊力が宿っているので、口に出して言うと、現実になる」

 と、いう考えです。


 口にする言葉は、大事だと思っています。

 口に出す言葉だけではなくて、心の中で自分に話しかけている言葉も、キレイな言葉にした方が良いといいます。

(心の中で自分と会話したりしていませんか? え? 私だけかなぁ)


 なるべく使わないように、気をつけている言葉があります。

「だって」と「どうせ」です。


「だって〜」と言うときは、何か言い訳して、自分の非を認めたくないときですね。

「どうせ〜だから」と口にするのは、自分を卑下して開き直っているときです。

 どちらも、聞いていてあまり良い印象ではありません。


 中学校の国語の先生が言っていたのは、

「タラ」や「タイ」より「マス」が良い、ということです。

 魚の名前にかけているので面白くて、覚えています。


「〜でき良いのに」

「〜しなぁ」と口にするよりは

「私は〜し」と言った方が良いでしょう、とのお話でした。


「私は〜します」と言うときには、言霊の力で、より実現するような気がします。

(ダイエットしたいなぁ、と言うより、ダイエットします! と宣言した方がやる気がありますね)


 人は自分が実現できないようなことは、そもそも、思いつけないそうです。そうだとしたら、「〜できたら」「〜したい」と願うことは、現実になる可能性があること、ですよ。

 口に出して言ってみる。自分や周りの人に宣言して、言霊の力を借りましょう。


 美しい日本語を使う人でありたい、です。






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