『赫』

ゆーは

『赫』

赫々かくかくかがや朝日あさひついにじかかなかげ詩歌しか

ひかりしばた影絵かげえみつけて四角しかく八方はっぽうしからしめる

口舌くぜふでつらつづける群行ぐんこう終着点しゅうちゃくてん双子ふたご御形みかた

えがきわ気儘きままふえふる天上てんじょう天下てんげあるうそ

おさなびる長々おさおさしきうたかけおこ烏滸おこめく百千ももち野花のばな


ひるまでかくんでみまくる頭脳おつむ左右とかくもつ藻掻もがくも

限界げんかいとへばりとろけてのう餌食えばもとめてからだ

菓子かし空腹くうふくむしすぐもだすす出汁だしつづくも

しき至貴しきしきりにおごぎるひるいききばいきいたら

がりあつめるは昔方むかしえかくれしかかぐる夏野なつの


街中まちなか旅立たびだ目面めつらくらかすれしかざ群雲むらくも

意識いしきしきりにおもぎつりつしき詞華しかいきお手拍子したら

夕闇ゆうやみ悠久ゆうきゅう口詩くしそらうず礼拝らいはいうつくと

店内てんないめか双手もろて今日きょう餌食えばそろえて最中さなか

びるかげ肚裡とりすすんでいた句々くく彷徨ほつあと八雲やくも


夜半よわじる弱々よわよわしきつたさけおどおどける遠方とおちこだま

えがひらいまゆめふね延長線えんちょうせんかすうそ

れるふねられつづける群羊ぐんよう終着点しゅうちゃくてん斎甕ゆかとどした

いかさびひたたさけくし右手めていわ歴劫りゃっこういたらしめる

くとかかなつき輝々ききかがやさけかや

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