09月24日

 学校で、私は役に立たない人間だと言われた。当たり前のことを当たり前にできて1人前だと、先輩は語った。

 私は、当たり前のことが当たり前にできない人間だ。だから、役に立たないのだと。

 ……そんなもの、わかっている。わかっているからこそ、辛い。


 たまに、中学生だった自分を思い返す。中学時代は不登校だった。ものすごく、世界から消えたかった。何も出来ない、ただのちっぽけな人間だった。

 高校では頑張ろうと、高校に入学をした。これは、今年の4月の話だ。

 そう、私はまだ高校1年生なのだ。いいや、もう高校1年生なのだ。

 私が進学した学校は、頭が良い人間が多い。

だが、私には何の才能もない。何かが得意なんてことがない。

 これだから不必要な人間と言われたのだろう。

周りの者はみんな、何かに秀でている。

周りの人はみんな、鮮やかな色を纏っている。

絵、音楽、blenderなどの3Dオブジェクト制作、Live2D、PhotoshopやIllustrator、PremierePro、Unity、他にもいろいろ使いこなしている人が、それぞれいる。

本当に周りが凄すぎて、私には到底、無理だろう。

 もちろん、1度は触ったさ。だが思い通りにいかなくてすぐにやめてしまった。

 飽き性なもので、こういうことには向いていないのだろう。だからこそわからない。余計に。何がしたいのだろうか、私は。


 入学してから半年間、何もしなかった。授業で論文を纏めたりはしていたが、本当にそれくらいだ。

 私はたぶんデザイン系が好きなのだが、デザインが下手で他人からは見にくいと批評される。

 だからきっとこれも違う。本当に得意なことはなんなのだろうか。


 今日は寝なければならないのに、全く寝れなくなってしまった。また、眠い状態のまま1日を過ごさなければならない。

 父は慣れれば徹夜もできると語った。だが、私の精神は子供なので、1日10時間以上の睡眠がないと寝不足になってしまう。

 今、時計は午前4時16分を指している。あぁ、今日も上手くいかない気がしてきた。

 今日こそ、何か良いことがありますように。

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