Blue

暇な猫

毎日

特に特色がつかない毎日、それがずっと続く今、健康と小さな幸せで生きているネズミみたいな感じだけど、これでいいんだ、これでいい、、それを、自分に言い聞かせながら歩いた。

褒められたときのご褒美でも、自分が飲食したいからとかも、ちょこちょこ思う、コンビニで買ってきたつまみと、プレミアム缶酎ハイをバクバク食べた

今日も、同じ道を歩く、別に変わってほしいとは思ってないけどちょっと寂しい。

いつもの自販機、いつもの駐輪場、いつもの俺の自転車、


安井・・「ん?あれ、何?」


近くにいって見に行ってみた。

自転車の上に財布がおいてあった。


安井・・「うぇ?あれ俺のじゃ、ないよね、え?」


盗りたけど盗れない、今自分には金が必要だってわかってる、、残高四万二千円

なんで俺の上に財布、なんで俺の自転車なんだと考えた、、、、もしかしてテレビのモニタニングの番組のやつ!?いや違うに決まってる絶対


財布を開けてみた

◯◯総合病院

看護師 吉田葵

モニタニングだとしたらガチだなこれ、絶対違うけど。

モニタニングじゃなかったとっしたらこれは何なんだ、SOS?葵との未来を想像して、サイドポケットを探った

「カタッ」

何かが落ちた。

安井・・「ん?」

臓器提供意思提供カード

安井・・「えぇえ?ああぁあ?」

頭が真っ白になって後に倒れた医療従事者の鏡じゃん、、天使やん、、君は僕の光さ葵、君を守るよ、ラブホテルのレシートあったけど気にしないよ、

今届けに行こうこの財布と俺の気持ちを、、

自転車を猛ダッシュで漕いだ

交番にたどり着く

安井・・「はぁっはぁ」

交番には、四五〇代のおっさんがいた。

安井・・「すぅーいや人違いだよな」

おまわりさんになにか喋っていた

??・・「財布を失くしちゃって、ドナーカードも入ってて大変なんです!」

安井・・「あの、すみませんこれですか?」

心のなかでなわけねーだろっておもったけど聞いた。

吉田葵・・「それですありがとうございます」

泣いて、ハグしてきた、

あー良かった、

ほんとに良かった

マジ良かった

良かったなやっぱ盗って良かったな、

変わらない毎日が続く、

ずっと、

ずっと、

ずっと、、、、、、


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Blue 暇な猫 @577kgsnti

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