𐎢𓊆476録𓊇𐎽 あはれなり
___メキメキメキメキメキ!!!!
「鉄の橋から、樹木を生えさせるか……!!」
ᚪ̥ͦ[̲̅ᛈ̲̅][̲̅ᛩ̲̅][̲̅ᛈ̲̅][̲̅ᛩ̲̅]✬ᚪ̺͆𐎢[̲̅I̲̅][̲̅I̲̅][̲̅I̲̅][̲̅I̲̅]𓊆……………………𓊇[̲̅I̲̅][̲̅I̲̅][̲̅I̲̅][̲̅I̲̅]𐎽✫ᚪ̺͆[̲̅ᛞ̲̅][̲̅ᚴ̲̅][̲̅ᚵ̲̅][̲̅ᚺ̲̅]ᚪ̥ͦ
私の体を守れるほどの木を鉄の橋から出現させた。幅が1メートルほど、高さが5メートル程か。
これも遁術としては初歩的な防御方法。そもそも、自然由来の力を使っているのだから、生物が存在している空間においては、遁術の制限というのは掛からない。
宇宙空間になれば、そこには自然由来の力が存在しないことになるため、遁術は一切使えないということになるが…………まず、こうして地に足を付けた戦いをしている、呼吸がマトモに出来ている環境ならば、何も無い大気中からも水の塊や鉄の塊までも精製することも出来る。
鉄が近くに無くとも、鉄の塊を作り出せるような異能が、鉄の橋の上で木を生やせないなんて事があるわけない。
遁術そのものについての調べも甘いのか、総督府の上層部と諜報部は。
従来の上層部に関しては、私が全滅させてしまったからな。新任の上層部は、私の詳細や遁術についてどころか、戦闘そのものの知識が希薄だろう。
希薄でなければ、ゼファーさんは私についての情報をもう少し持っているはずだ。ここまで動揺することも無かったと思われる。
自分の才能に依存した結果と、上が無能す過ぎたことによって…………自分の命日が今日になる確率が高まりつつある。
生やした木に、ゼファーさんの放った血液製のレールガンは直撃し、その向こう側に居る私にまで貫通することは無かった。
遁術によって作り出された樹木は、術者の技量に左右されるとしても、最低でも鉄以上の耐久性がある。
凝り性である私が、一つ一つの技を中途半端な状態に留めるなんてすることもなく、しっかりと鍛え上げて………自分が納得して戦闘で使えるまでには仕上げる。
一つ一つの技を、丁寧且つ迅速に極めるのが私なりの鍛錬だ。
___シュゥゥゥゥゥ………
「ここまでの、力を……………!!転生者が、遁術とは無縁だったはずの人間が、レゥの実力者と引けを取らないほどまでに、一つ一つの術式を極めるとは…………!!!!」
ᚪ̥ͦ[̲̅ᛈ̲̅][̲̅ᛩ̲̅][̲̅ᛈ̲̅][̲̅ᛩ̲̅]✬ᚪ̺͆𐎢[̲̅I̲̅][̲̅I̲̅][̲̅I̲̅][̲̅I̲̅]𓊆"まだまだ、これからですよ。私の遁術お披露目会は𓊇[̲̅I̲̅][̲̅I̲̅][̲̅I̲̅][̲̅I̲̅]𐎽✫ᚪ̺͆[̲̅ᛞ̲̅][̲̅ᚴ̲̅][̲̅ᚵ̲̅][̲̅ᚺ̲̅]ᚪ̥ͦ
「…………………!?」
___ゴボボボボボボ………!!!!シュゥゥゥゥゥ………!!!!
「き、霧が急に………!?いや、違う………!!この音、そして………この急激な気温の上昇は…………!!まさか、橋の下を流れている川が…………沸騰しているのか!?」
ᚪ̥ͦ[̲̅ᛈ̲̅][̲̅ᛩ̲̅][̲̅ᛈ̲̅][̲̅ᛩ̲̅]✬ᚪ̺͆𐎢[̲̅I̲̅][̲̅I̲̅][̲̅I̲̅][̲̅I̲̅]𓊆気付くの遅いですよ𓊇[̲̅I̲̅][̲̅I̲̅][̲̅I̲̅][̲̅I̲̅]𐎽✫ᚪ̺͆[̲̅ᛞ̲̅][̲̅ᚴ̲̅][̲̅ᚵ̲̅][̲̅ᚺ̲̅]ᚪ̥ͦ
私は両手を合わさると同時に、橋の下にある川を沸騰させた。橋の周辺の半径20メートルの範囲内の川は、そのエリアに入った途端に一気に沸騰するように遁術を組み込んだ。
そして、この術式は…………ゼファーが来る前に予め仕込んでいたものだった。
ゼファーさんに気付かれない程度の術式を展開し、特定のタイミングで両手を合わせると術が発動する。
そして、水遁と火遁を組み合わせるだけでの単純な術式ではなく………完全に融合させた、一つの属性として扱う遁術。
遁術の中でも、基礎力が高くないと扱えないとされるほどの精密な属性のコントロールが要求される………まさに、秘術の括りにされる技。
何事に対しても、基礎をひたすら極めることばかりをやるような私にとっては、基礎力の高さが術の制度に大きく関わる遁術は…………とても相性が良かったようだ。
ᚪ̥ͦ[̲̅ᛈ̲̅][̲̅ᛩ̲̅][̲̅ᛈ̲̅][̲̅ᛩ̲̅]✬ᚪ̺͆𐎢[̲̅I̲̅][̲̅I̲̅][̲̅I̲̅][̲̅I̲̅]𓊆"
「2つの相反する属性が同時に!?意味が分からない………!!」
ᚪ̥ͦ[̲̅ᛈ̲̅][̲̅ᛩ̲̅][̲̅ᛈ̲̅][̲̅ᛩ̲̅]✬ᚪ̺͆𐎢[̲̅I̲̅][̲̅I̲̅][̲̅I̲̅][̲̅I̲̅]𓊆相手に解析されそうな、単純な異能をこの場で使うと思いますか?𓊇[̲̅I̲̅][̲̅I̲̅][̲̅I̲̅][̲̅I̲̅]𐎽✫ᚪ̺͆[̲̅ᛞ̲̅][̲̅ᚴ̲̅][̲̅ᚵ̲̅][̲̅ᚺ̲̅]ᚪ̥ͦ
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