𐎢‎𓊆152録𓊇𐎽 ショッキングピンクの


深夜テンションのノリで、他人の体を使ってセンシティブな話をするのは良くないっていうレベルを超越しておりますよ。


これ、楓夏依のことを極刑に処しても良いよな?ここまでの辱めを受けたのならば………それくらいは許されるはずだ。



「楓夏依、ちょっと一瞬死んでもらってもいい?」


「死ぬっていう行為って、そんな一瞬だけっていう調整が利くようなことじゃなくね?」


「もう、永眠してくれ」


「私が死んだらメインヒロインが居なくなっちゃうよ?」


「主人公兼メインヒロインの私が居るから。私さえ生きていれば、物語なんてどうにでもなる」


「メインヒロイン1人だけで物語が紡げるわけなくない?WOW WOW」


「·············································ガチで埋めるぞ」


「埋めるぞって、シンプルに殺すぞって言われるよりも怖い気がする」


「知らないよ、そんなん。どうでもええわ」



「WOW WOW」って言われたのが、私の逆鱗に触れた。私の事までも煽るつもりなのか、この脳筋メスゴリラ系VTuberめ。


ミーシャは私の事を馬鹿にしている楓夏依に怒りを露にしているのかと思いきや、「ショッキングピンク………」と小さく呟きながら笑っている。



これは、ミーシャも同罪という認識で宜しいでしょうかね。2人とも、どうやら私に冥土に送られることを御所望のようで。



「楓夏依、WOW WOWは絶対にキレられるって〜」


「キレられるんじゃなくて、私はもう既にキレているんですが?」


「こんなことで怒っていたら、配信で飛び交うアンチコメに耐えることなんて出来ないよ?誹謗中傷も、のらりくらりと適当に躱すのが真の配信者よ」


「対面で知り合いの人間に訳分からん煽り方をされてイライラするのは、誹謗中傷とは全くの別問題なんだよ。それくらい楓夏依もミーシャも分かってるやろ」


「私、馬鹿だから分からねぇや」


「あっそ」


「そんな冷たい対応されると泣いちゃいますよ?私」


「勝手に泣いてください」


「おいおい、本当に対応が塩過ぎるってば〜」


「塩対応されるような事を言うのが悪いんだろうがよ」


「本当に泣くぞ!!このやろー!!」


「フフフフ…………」


「貴様、何を笑っていやがる」


「なんか、笑えてきた」


「私、今のところ面白いことなんて………何もやっていなかったような気がするのに」


「私も私でツボおかしいから、そこはあまり突っ込まないでくれたまえ」



ちなみに、私と楓夏依は見た目がカレンとユキのまま、一切変装しないで歩いているため、すれ違った人達に二度見されまくっている。


そこまで特徴的な見た目では無いと思う。東京だとしても、少し派手な髪色の部類になったとしても、青紫色の髪は別にジロジロと見られるほどの色ではない。


池袋の東口とか歩いていれば、分厚い底のブーツを履いて、冬場だというのに、少しでも風が吹いたらパンツが簡単に見えるほどのミニスカートを入るような…………テンプレの地雷系の格好をしているカテゴリーの量産型の髪色で青紫色っぽいのは一定数。


歌舞伎町周辺に行けば、私よりも派手な頭をしている人間なんて沢山いる。色だけでなく、髪型そのものまでも「えっ···············?どうなっているの?」っていう奴も居る。



髪型、髪色…………顔も凄いことになっている。地雷系の女の顔って………整形と小汚いメイクでブサイク通り越して、純粋に化け物の顔になってる。


本物のクリーチャーになってるんだよな。目尻にメスを入れていて、無理矢理目を大きくして、それが不自然過ぎて二度見してしまう。


目尻がガッツリ裂けていて、整形のやり方を間違えたのか?と思ってします。でも、整形顔が好きという特殊性癖の男も世の中には居るから、そういう人の需要を満たす存在として生きていくしかない。


整形自体は悪いとは言わないが………もっと計画的にやるべきだと思う。修正いかないのだから、プチ整形くらいに留めて、一重を二重にしてみるというくらいから初めて見るのが良いのでは?と思う。


いきなり顔に切れ込みを入れるのはリスクが高過ぎる。


まぁ、こんなことを言ったところで「私の勝手でしょ!?私の顔なんだから!!」と返されるのは分かりきっているため、そういう人間と対面で話す機会が訪れたとしても、何も言わずに…………何も見えいなかったことにしておきます。


それが平和。



追記で、私の髪はカレンの髪色をそのまま受け継いで青紫色の髪型ではあったものの………髪を伸びてきた影響もあって、美容室で綺麗に髪型だけを整えてみたら、3分の1以上…………半分はいかないくらいの割合で髪が脳天から黒くなっていっている。


髪型はショートボブのままであるが、下3分の2が青紫色、上3分の1が黒という状態になっている。


後、2ヶ月くらい経てば半分以上が黒髪になって、毛先から10センチ無いくらいの長さが青紫色になると思う。


髪だけはカレンの地毛ではなくて、前世の時の地毛が反映されるとは思わなかった。だんだんと髪がプリンになっていて初めて気付いた。


染め直しも考えたが、髪の毛染めるのが嫌いなので、いずれは黒一色になると思う。そして、そのままで豐穣熾カレンとしての活動もやる。


イメチェンっていうことに何て事ない。

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