𐎢𓊆133録𓊇𐎽 DECEIVING of GLUTTONIY 〘☩〖FORTY-FOUR〗☩〙
「··················································」
「··················································」
「··················································」
「··················································」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖·······················································〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
一切微動だにしないな。
転移してきた瞬間に息絶えたのかと思うほどに沈黙している。エヴァンゲリオンみたいだと言った後に沈黙という言い方をすると、本当にエヴァンゲリオンの話をしているように思われそうだ。
楓夏依からタバコを貰っては2人並んで白い巨人の方に歩いていく。見た目エヴァという言い方はヲタクに騒がれそうなので止めておきます。
美香と美咲はその場で待機。
仮に私達が死にそうになった時にフォローしてくれればいいという事を話しておいた。
フォローしてくれる人が居るならば、突然動き出して不意打ちを食らったとしても大丈夫だろうと勝手に思って、特にこれと言った対策も考えずに向かっている。
足元まで近付き、その全身を見上げてみると…………大体15メートルくらいはあるのだろうか?
足元に来ても特に動き出す様子も無いので、火の魔法を纏った大剣で足首の辺りを狙ってみた。
「おるぁぁぁぁぁ!!!!」
___ブォォォォンッ………!!!!バヂュンッ…………!!!!
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「えっ…………………?」
「あ、あれ?今…………カレンの大剣が…………足首、切ったよな?血も出ていたはずなのに····················?」
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足首を切ったはずなのに、しっかりと手応えもあったのに………何よりも、切断面から血が噴き出したのも見えた。
しかし、私が大剣を振り抜いた瞬間に血が飛び散った事を確認した後…………すぐに切断面が癒着したのかは分からないが、何事も無かったように、白い巨人は直立不動だった。
楓夏依が隣で見ていたので、何が起きていたのかを客観的な意見を貰ったところ、「切られながらも、切れた部位を瞬間的に治していたのが見えた」との事。
つまり、斬っている段階から既に自己再生が始まっていて、足首から大剣が離れると同時には、振り抜く寸前の切断面すらも塞がっていたという…………
·························理解が出来なかった。
生物で、ここまでの再生能力を持っているのが居たか?
この情報を共有出来る人…………あっ、そうだ。[̲̅N̲̅][̲̅E̲̅][̲̅V̲̅][̲̅E̲̅][̲̅R̲̅][̲̅L̲̅][̲̅A̲̅][̲̅N̲̅][̲̅D̲̅]の社長···············は、無理だ。
とりあえず、ミーシャちゃんに電話してみるか。長い年月を生き続けてきたミーシャちゃんになら分かるかもしれない。レムリアちゃんでもいいだろうが………まずは、ミーシャちゃんに聞いてみることにいたしましょう。
____プルルルルルル………
『もしもし!!』
「うおっ!!」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖·············································ァ〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
ミーシャちゃんの声が思ったよりも大きくてビックリしてしまった。
電話口でも腹から声出しています!という事が感じられる声量で話すのは…………鼓膜がやられそうになるので控えていただきたいな。
『どうされましたか?もしかして、白い巨人の再生能力についてですか?』
「あっ、知ってます?………って、配信見てるんですもんね」
『リアルタイムで見てるので、状況は把握出来ていますよ。その巨人····················この世界の、再生を司る最高神です。再生を司る神の中での話ですが』
「はいはい、その最高神の再生能力を攻略する方法ってありますか?」
『異能ではなく、完全な体質なので……………理論上は再生が追い付かない速度………全身を消し飛ばして殺すことが仕留める鍵になります』
「全身を消し飛ばすだけでいいんですか?」
『はい、ただ…………向こうもそれなりの対策はしているはずなのと、足先でも残っていると普通に再生するので。過去のデータによると、1センチ四方以上の肉体があれば、どこを消しても秒で再生します』
「········································なるほど、ありがとうございます」
『……………えっ?終わりですか?大丈夫ですか?』
「やるしかないんで。情報ありがとうございます。では、失礼します」
『は、はい…………無理はなさらずに……』
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