𐎢‎𓊆121録𓊇𐎽 DECEIVING of GLUTTONIY 〘☩〖THIRTY-TWO〗☩〙


レムリアちゃんとミーシャちゃんが居るから、まだ[̲̅N̲̅][̲̅E̲̅][̲̅V̲̅][̲̅E̲̅][̲̅R̲̅][̲̅L̲̅][̲̅A̲̅][̲̅N̲̅][̲̅D̲̅]にはしがみついていても良いのかな?………なんて思えているだけで。


2人が居なかったら、時期をちゃんと決めて普通に別の箱に映っているか、個人勢で活動するか………全く別の仕事と向き合うかっていうことになっていた。


[̲̅N̲̅][̲̅E̲̅][̲̅V̲̅][̲̅E̲̅][̲̅R̲̅][̲̅L̲̅][̲̅A̲̅][̲̅N̲̅][̲̅D̲̅]という箱が嫌というか、事務所自体に何の関心も無いから辞めておいた方がいいよね?という考えです。



「カレンちゃん、どうする?」


「豐穣カレンちゃん、どうするよ?」


「豐穣カレンっていう呼び方だと、宝鐘マリンみたいに聞こえないこともない」


「アホイって言ってみて?」


「Ahoy!ほーしょーマリンですぅ〜」


「クソほど似てねぇ」


「これは怒られてもいいヤツだわ」


「私、美少女無罪なので」


「無罪!無罪!美少女無罪!」


「楓夏依、うるさいから」


「出航ォォォォォオオオオオ!!!!」


「ねー、本当にガチめな方でうるさ過ぎるんだけど…………本当にうるせぇこと限り無しなんだけど」


「緊張感どこいったんだでしょう」


「"初めての赤スパだよ!愛してるよ、カレン"········································いやいや、キショいて」


「辛辣やな」


「私はお前も愛してない」


「マジでそういうことを言うもんじゃないって」


「本当に何から何まで可哀想な事しか言わないのが草」


「ガチ恋勢拒否っているっていうスタイルなの、過去動画見れば分かるだろうが!!」


「あおぎり高校みたいな感じで、ちょっとやってみて」


「はぁ?」


「赤スパ飛んできたらどうすればいいと思う?」


「大代〇白をやれば良いってことかな?」


「えっ?マジでやるの?」


「腕のストレッチ始めてるわ」


「いきまーす」


「はい」


「…………………あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙赤スパぁぁぁぁあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!いぐいぐいぐいぐいぐいぐいぐ!!出すよ!!出すよ!!中に出すよ!!中に出すよ!!中に出すよ!!あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!···································んぁぁ………はぁぁぁ………」


「XVideosの、高校生に対して言ってるオジサンじゃん」


「声は似ていないけど、特徴はまぁ…………捉えていた方だとは思う」


「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!赤スパあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!いぐいぐいぐいぐいぐいぐいぐいぐいぐいぐいぐいぐいぐいぐいぐいぐいぐいぐいぐ…………!!!!」


「2回もやらんでいい」


「最悪な絵面になっちゃったんだけど………」


「フハハハハハハハ……!!!!」



流石に色々とやり過ぎたかもしれないな?


これはちょっと、問題発言が過ぎたかな?っていう自覚はあります。


ストレス発散がてらにノッてみたものの、思った以上に声が出てスカッとしてしまったので、ちょっと激しめにやらかした。


美香と美咲はドン引きしている。私にそんなことをやらせた張本人である楓夏依は腹を抱えながら「死ぬぅぅ………死ぬぅぅぅ………」と言いながら笑っている。


言い出しっぺが楽しそうにしているなら………良しとしましょうか。


私も私で、自分で言って自分で爆笑してしまっているわけですし。


ガチ恋勢に対して物申してから、こういう流れになるのは…………豐穣熾カレンとしての配信でなら、当たり前のように行われていた。

「私にガチ恋している方が馬鹿なんだよ」っていうスタンスをずっと貫いている。[̲̅N̲̅][̲̅E̲̅][̲̅V̲̅][̲̅E̲̅][̲̅R̲̅][̲̅L̲̅][̲̅A̲̅][̲̅N̲̅][̲̅D̲̅]でも引き続き、配信の心構えというか………そういうことは一切変えずに行っている。


よく、バレないなとは思うが。



「早く次言ってくださいだって」


「いつまで非常口の真ん前でイチャイチャしているんですか?って言われてんぞ?」


「行きましょ、行きましょ」



というわけで非常口の扉を開けて、下へと繋がる階段を駆け下りていきます。


上にも行けるようになっていたが………何となく、下が正解の道なのかもしれないと思い、下へ下へ下っていく事にしました。








___カンッ、カンッ、カンッ、カンッ、カンッ











「おっとっと…………ふぅ〜」


「思ったよりも地下まではすぐだったね」



一番下まで降りた私達は同じように設置されている扉を開けてみる。鍵が掛かっていたので、楓夏依が足に炎の魔法を纏って蹴り飛ばして破壊した。


上であったような、DOOORSモドキの扉とは違って普通に破壊して進むことが出来た。


絶対に、こうやって開けるものではないだろうなっていうのは頭では分かっていても、鍵が掛かっていて、鍵も見当たらない状態ならば·························ブチ壊すしかない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る