𐎢𓊆117録𓊇𐎽 DECEIVING of GLUTTONIY 〘☩〖TWENTY-EIGHT〗☩〙
大剣に変化させたUSBメモリに、母猫さんの力と氷の魔法を組み合わせて、それを纏ったまま千手観音に向かって逆袈裟斬りで斬り掛かる。
大剣自体は躱されたものの、その後に大剣から放たれた無数の氷の礫が千手観音に向かって飛んでいく。
____ヒュンッ……!!
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖…………………ぬっ!?〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「ははっ」
__ヒュォォォ………!!
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖追尾型…………!?ホーミングまでもあるのか………!!!!この術式………あの猫娘のヤツか………!!!!〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
いかにも平安貴族の見た目をして、服装の雰囲気に見合ったような喋り方なのに、ホーミングという横文字を使っているのに違和感がある。
それと、意外にも身内の情報というのを覚えているものなんだな。そういうことには無頓着かと思っていたが。
(猫"娘"っていうあたり、立場は母猫さんよりも上なのか)
娘呼ばわりをするってことは、少なくとも上から目線で話すことが出来る立場ではあることを示唆しているようなもの。
実力的にも母猫さんよりも上だろうし、こういう言い方をするのは分からなくもないが………あくまで、分からなくもないというだけであって、コイツの言ってることに対しての共感の感情なんて一切持ち合わせていない。
客観的な視点で見れば、「立場が下の人間に少し強気に出るのはありがちな傾向だな」ということを言いたいだけ。
私はそういうことを今までしたことはない。CRY.STi⟬A⟭LLIZATIONの時も後輩に対して先輩風を吹かすような真似は一切してこなかった。しようと思ったこともない。
人間としての好き嫌いはあって、多少なりとも冷たく当たってしまうというのはあったが………それについては、私に関しては先輩後輩関係無い対応をしていた。
敬えるほどじゃない人間を尊敬しろ!!っていう方が無理難題でしょうに。
おそらく、この千手観音も似たようなモノだろう。先輩風を吹かせまくるポンコツというレッテルを陰ながら貼られているタイプのヤツに違いない。
____ピキキキキキキキ…………!!!!
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖地面が…………一瞬で………絶対零度に匹敵するような温度だというのか………!?〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
そこまで下がっているのかは分かりません。実際に測って使っている訳では無いので
そんな下らない実況解説をしていると、絶対零度かもしれない温度によって氷漬けされてしまいますよ。
__パキキキキキキ……!!!!
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖···································!?氷が…………急成長している!?〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「𝖛𝖌𝖑𝖌𝖋𝖒𝖑𝖆𝖐𝖋𝖐𝖈𐏃𐎢𐎸𐏃𐎠𐎠𐎫𐎡𐏃𐎢𐎶E𐎫𐎡𐎿𐎠𐎫O𐏃𐎠𐏃𐎠𐎫E𐎶𐎠𐏃𐎢𐎴𐎶𐎠𐏃𐎢𐏃𝖝𝖏𝖉𝖉𝖐𝖉𝖉𝖏𝖉𝖏𝖉𝖏𝖏𝖘……
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖
___パキパキパキパキ…………!!!!ガキィンッ……!!!!
「ちっ…………躱されたか」
静かに消えやがったな。
私の目の前には、近くを流れていた小川ごと氷漬けにした5メートルほどの氷山が生えているだけで、千手観音の方は捕えられずに空振り。
千手観音の言った通り、ただの氷ではなくて、マイナス何百度という単位まで下がっている氷のため、氷山の周りの酸素までも凍ってしまって、私達の周りにはダイヤモンドダストが降り注いでいた。
術者の私は寒さに耐性があるみたいで、そこまで寒さというものは感じなかったが、楓夏依達が体を震わせていたため、魔法を解除して氷山を消し去った。
氷山が無くなると一気に気温が上がって温かくなった。無くなった氷山の奥………扉の付近にまで離れている千手観音の姿を見つけ、私は追撃をするために閃光スキルで一気に距離を詰める。
___フッ…………
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖…………………!!〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「
__ミヂヂヂヂヂヂヂ……!!!!
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[ガァァァァァ!!!!]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖………………ッ!?〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「………………っ!?」
母猫さんが………私が繰り出した大剣のところから顔を出して、咆哮を………!?
私の意思によって出てきたわけじゃない、な………ど、どういうこと?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます