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    無敵の人にも涙への応援コメント

     こんばんは。
     作品の本筋に関係ないかもしれませんが、「典型的な『無敵の人』」って怖いフレーズだなと思いました。

     不協和音は人を不快にするとか、モーツァルトを聞くと集中力が高まるということがありますが、そういう視点とAIやスーパーコンピューターなどを使った分析力が組み合わされば、たしかに未来の人間社会は「典型的な『無敵の人』」を含むストレス社会の住民に対して、社会制度の見直しや人権意識の深化ではなく、機械で対処するようになるかもしれませんね。青空文庫で読んだ海野十三の『十八時の音楽浴』もそういうアイディアの話だったように思います。
     でも、そうなったとき人間の自由意志や尊厳は地に堕ちるというか、崩壊を余儀なくされるわけで、本作『無敵の人にも涙』のラストはそういうことを象徴しているのかなと思いました。「エモさが人間の1000倍」という表現には笑ってしまいましたが、いつか来る未来なのかもしれませんね。

    <追記>
     深読みが過ぎましたか、失礼しました(笑)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    最初はただ単に「子供に親切されるのってクるシチュエーションだなあ」ということを伝えたかっただけなんです。
    それが無敵の人ですら絆されるという筋書きを入れようとしてこの有様です。
    今でもASMRという分野が疲労を(クるという感情で)軽減させる目的として使われてそうなので、これが更に大規模になれば、機械によるメンタル矯正ケアも実現されるのかもしれません。

    編集済