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そうだよね。ボストンなんてそう簡単に行けないよね。

まだ子猫ののくちゃんは、河原に初めて来てびくびくしてたけど、

しおみさんと仲良くなって元気が出てきた。

ハーネスとかつけてるわけじゃないから誰かが見てないといけないんだけど、

ちゃんと私たちの輪の中にいてみんなのアイドルになった。

わんころももちゃんとのくちゃんのことを気にかけている。


その様子をさきおが幸せそうに見ている。

最初、のくちゃんは連れてこようか迷ってたけど連れてきて正解ね。


「連れてきて良かったじゃん。」

うんとうなずくさきお。


いつもだったらサブロー君がさきおの隣に来るんだろうけど、

今日はずっとしおみさんの近くにいる。

そうだよね。

なんか不思議な関係だけど、しおみさんとさきおは自然に振舞っているし、

会話もしている。

ふーん。


私は時々傍観者になるのね。


いや観察者か。


ことさんとオルト君はというと、もうずっとべったり。

私たちの前に居るということを忘れてているんじゃないかってぐらい。

幸せそう。


そして私は紹介者でもある。


まおちゃんをみんなに紹介して回る。

美大生と言うところでおーとなり、

彼氏が料理人というところでへーとなる。


私は紹介が上手。てへ。

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