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河原には既に何組も来ていて賑わっている。
私たちも前に火を使っていたであろう箇所に準備したり、
テーブルをセットしたりみんなで協力してわちゃわちゃがちゃがちゃ。
具材は、ここに来る前に近くのスーパーで用意してきた。
道具一式は借りられた。
さきおをのぞき女子たちが具材を切ったり料理の準備。
さきおはのくちゃんのお世話。
わんころもは男子ふたりと遊んでいる。
まおちゃんの彼氏が参加出来れば腕をふるってもらえたけど、
残念ながら仕事だった。
それでもまおちゃんもことさんも料理は得意らしく、あ、一応私も、
あっという間に準備が整う。
ま、といってもほとんど切るだけだけど。
男子二人が火をおこし、女子たちが網にいろいろ並べた。
今度はしおみさんがのくちゃんのお世話をしている。
しおみさんはボストン留学の時、猫ちゃんが居て、その猫ちゃんを
友人に預けてから会ってないらしい。
「会いたくなっちゃった。」
「なんて名前なんですか?」
「サブロー!」
そっか。サブロー君の代わりだったのね。
サブロー君もサブローに会いたがった。
「今頃何してんだろ。」
「ボストンに行く計画はないの?」
「行きたいね。サブローに会いに。」
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