76
一応、出社日みんなに免許持ってるか聞いて回った。
意外とみんな持ってる。
そういうもんか。
森山さんまで持ってた。
ふーん。
竹宮君も持ってる。
ほんとうか、乗りたくないぞ。
怖くて冷や汗かきそうだ。
サブロー君もモルト君も持っていた。
モルト君曰く免許が欲しいんじゃなくて免許証が欲しかった。
なるほどね。
「青田君は持ってなさそう。」
「持っております。」
「えー意外。運転するの?」
「運転はしておりません。」
「ペーパーかあ。」
持ってなさそうは失礼だったか。
これからでも取ったほうがいいかなって気持ちになる。
星野君や成島君も持っていた。
ちょっと年上の女性の先輩ぐらいだった、持ってないのは。
「なんで急に運転免許の調査が始まったの?」とサブロー君。
「うん、今度ピクニックに行こうという話になって車がいいねってなったんだけどお。ふたりとも免許ないのよ。」
「ピクニック楽しそう。」
「え、行く?」
「運転するよ。誰が行くの?」
「ほんと?えーと、さきおとレッスン仲間の子とわんちゃん、ねこちゃん。」
「レッスン仲間って誰?」とモルト君。
「まおちゃん。」
「ああ。」
なんだ彼氏が居る子かって反応。わかりやすすぎ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます